環境と福祉の充実を目指して

映画「みえない雲」[2011/07/31 日 PM 07:35]

 今日、宇部市で上映された「みえない雲」を観ました。

 原作は、グードルン・パウゼヴァング。私の本棚に大学時代に買った彼女の「最後の子どもたち」という本があります。

 「最後の子どもたち」は、核兵器がテーマでした。「みえない雲」が原子力発電所事故がテーマです。

 普通の女子高生ハンナの人生が原発事故で激変します。

 特に、小学生の弟と郊外に逃げる時に、弟が事故に会うシーンは胸が詰まりました。

 放射能で体が蝕まれたハンナは、恋人のエルマーに支えられます。

 エルマーにも放射能の影響が体に。今度は、ハンナが支えます。

 映画の最後で、エルマーがハンナの丸坊主の頭を撫でながら「髪が伸びてきている」というシーンは希望を与えます。

 甚大な原発事故の中、ハンナの健気さに胸を打たれました。

 今年観た映画の中で、一番心を打たれた作品でした。

 ハンナを演じたパウラ・カレンベルクは、チェルノブイリ原発事故の時に胎内被曝し、心臓に穴があき肺が片方しかないそうです。(環境ジャーナリスト川崎陽子さんのレポートより)

 映画の中で、原子力発電所事故により、ドイツ国内は大パニックに陥り、多くの人々の体が蝕まれていました。

 福島原発事故で、日本はほとんどパニックが起こらなかったとして世界から評価を受けたようですが、人々への放射能の影響は決して軽視できるものではないことは事実でしょう。

 福島原発事故を経験した日本は、チェルノブイリ事故の実態を深刻に学ばなければならないのだということをこの映画を観て痛感しました。

 映画の会場で、グードルン・パウゼヴァングの原作本を購入しました。「最後の子どもたち」も25年ぶりに読むことにしましょうか。

 

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