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イージス・アショア施設に給水計画がない?[2020/05/16 土 AM 09:46]

 昨日、「イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会」(以下、住民の会)(森上雅昭代表)は、森田治男防衛省中国四国防衛局長に対して、5月度の申し入れを行いました。

住民の会の防衛省申し入れ

5月度の申し入れ書を佐々木所長に渡す森上代表

 立憲民主党の亀井亜希子議員が、「イージス・アショア配備候補地の絞り込みに関する質問主意書」に安倍晋三内閣総理大臣は、4月24日に、答弁を行いました。

 安倍首相の答弁書に「配備候補地の詳細な検討を行った結果」とありましたが、この点に、住民の会は、3点の申し入れを行いました。

 第一は、回答書に「電力、水道等の安定的な供給の確保が見込まれる場所に配備する必要があること」等をふまえ、むつみ演習場を選定したとある点です。

 住民の会の申し入れ書は「『閲覧資料ファイル1.演習地(30)基本構想策定業務(むつみ演習場)』では、イージス・アショア施設への休止計画に係る防衛省のヒアリングに対する萩市水道局の対応は、『施設の老朽化と水量の面からイージス・アショア施設への給水は難しい』というものであった。この報告について、防衛省の説明と、報告の全文公開を求める。」

 防衛省は、この申し入れへは、6月23日に正式な回答を行う予定です。

 私は、昨日の交渉で、萩市水道局が、「施設の老朽化と水量の面からもイージス・アショア施設への給水は難しい」と回答した点について、防衛省の見解を質しました。

 佐々木中国四国防衛局むつみ連絡所長(以下、佐々木所長)は、萩市水道局の回答を認めた上で「萩市水道局の回答は、現時点でのものであり、将来、防衛省施設に給水が不可能としたものではない。萩市水道局とは、今後、必要な検討を行う。」と答えました。

 私は「陸自むつみ演習場へのイージス・アショア配備で、どれくらいの上水道の量が必要なのか。そのために、水源をどこに確保するのかなど明らかにして、住民に説明すべき」と質しました。

 佐々木所長は「現時点は、水道施設の規模等を示すステージではないと考える」と答えました。

 住民の会が「イージス・アショアとはなにか?Vol。3」というチラシを作製しました。

 この中に、水道施設の問題についてこう書かれてあります。

 「イージス・アショア基地は大量の水を必要とします。むつみ地域の簡易水道では、隊員250人、レーダーの冷却水など基地で必要な水を賄いきれません。防衛省の適地調査資料(閲覧可)の中に給水計画がありますが、計画が出来ていません。」

 昨日、住民の会が防衛省に行った申し入れの第二点は、答弁書に「周辺の住民及び環境に対する影響が生じないように配慮する必要があること」等を踏まえ、むつみ演習場を選定したとある点についてです。

 住民の会の申し入れ書はこう書いています。

 「『閲覧資料ファイル1』では、イージス・アショア施設からの汚水は、むつみを流れる蔵目喜川までパイプを敷設して流すと記されている。むつみの安附水源などは、萩市の水源地である。萩市水道の上流にある蔵目喜川が汚染されれば、阿武川ダムの水も、萩市の水道・水源も汚染され、その影響は甚大である。よって防衛省の説明を求める。」

 この点についても防衛省の正式な回答は、6月23日の予定です。

 住民の会の新しい資料はこの点についてこう書いています。

 「基地の各施設からの汚水は蔵目喜川に流す排水計画があります。萩市の上流が汚染されれば、ダムの水も、萩市の水道・水源も汚染されてしまいます。」

 昨日行った住民の会の防衛省への申し入れの第三は、答弁書に「可及的速やかに配備する必要があること』等をふまえ、むつみ演習場を選定したとある点です。

 住民の会の申し入れ書はこう書いています。

 「先般、『新屋とむつみ』のうち『新屋については断念』という報道があり、当該配備候補地の選定理由の条件そのものが崩壊したに等しい。今や、国民の多くが、『可及的速やか』な国防は、架空の弾道ミサイルに怯えるイージス・アショアではなく、新型コロナウイルスのような未知の病気とたたかう医療に予算を優先し、国民の命を守ることを望んでいる。よって、防衛省の見解を問う。」

 この点についても防衛省の正式な回答は、6月23日の予定です。

 昨日の席で、佐々木所長は、前回の申し入れ時の宿題として、「今年初めに、秋田県知事と秋田市長が防衛省に行った申し入れに対する防衛省の回答の時期と内容」について答弁しました。

 佐々木所長は、「防衛省の秋田県などへの回答はその場で行われた。内容は、『ゼロベースでの調査』などである」と答えました。

 私は、「新屋への配備をゼロベースで見直し、他の用地を含め再調査を行うこと自体が、防衛省が言う『可及的速やか」な配備地の選定という前提が崩れたことを意味するのではないか。」と質しました。

 佐々木所長は「防衛省が『新屋を断念した』とした事実はない。現在、新屋以外の用地も含め再調査を行っている最中である。」と答えました。

 私は、昨年秋に陸自新屋演習場周辺を調査しました。

 新屋演習場は、住宅地に近接し、住民らが強く反対しており、秋田県知事や自民党県連も見直しを求めており、配備断念はあまりにも当然だと思います。

 同時に、阿武町の花田町長は「むつみ演習場近くにも住宅はあり、同じ考え方で撤回するしかない」と述べており、むつみ演習場も当然見直すべきです。

 更に、今回、住民の会の申し入れに参加し、イージス・アショアの上水道の確保に関して重大な疑義があることが明らかになりました。

 これらの問題について、来月行われる6月県議会に向けて更に調査を進めていきたいと思います。

 むみつ演習場へのイージス・アショア配備計画について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

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