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ディア・ペイシェント~絆のカルテ~[2020/02/11 火 AM 08:44]

 先日、東京出張の際、いつものように、有楽町駅近くの三省堂書店に立ち寄りました。

 気になる本があったのですが、購入せず、岐路の羽田空港。

 当初の乗り場が変わり、一桁の待合に。その近くに本のコーナーがあり、立ち寄ってみると、三省堂書店で気になっていた本があるではありませんか。

 その本が、南杏子著「ディア・ペイシェント 絆のカルテ」です。

 本ブログにも書きましたが、南杏子さんの最初の作品「サイレント・ブレス 看取りのカルテ」がとてもよくて映像化してほしいと思っています。

 南さんの二作品目が本作です。

 本作は、やはりというか映像化が決まりました。

 NHKドラマ10で、4月17日からスタート予定です。

 主人公の真野千晶役に貫地谷しほりさん、先輩ジョイ・浜口陽子役に内田有紀さん、モンスター・ペイシェント・座間敦司役に田中哲司さん、です。

 NHKドラマのホームページからあらすじを引用します。

 「病院は『サービス業』と捉え、『患者様プライオリティー』を唱える佐々井記念病院の医師たちは、さまざまな問題を抱えていた。一人は、執ように嫌がらせを繰り返す『モンスター・ペイシェント』に付きまとわれる若き女性医師。一人は、明るい性格で患者から好かれているが、大きな医療訴訟を抱え悩む先輩女医。一人は患者とは一定の距離を置きながらも、刃傷沙汰に巻き込まれてしまう同僚医師。果たして、彼女らは、希望を見いだせるのか?」

 千晶と陽子。千晶と座間。この関係がどうなるのかがこの物語の見どころです。

 医師でもある作家の中山祐次郎さんが、本書の解説でこう書いています。

 「なぜ南杏子さんはこの物語を書いたのだろうか。ひとつには、このゆがみきった医療現場を告発したいという願望からだろう。医師なら誰もが経験する、肉体の限界を軽々超える36時間連続勤務。求められるレベルの高さと、そのすぐ向こうの訴訟リスク。そして対人の仕事がゆえの、腑に落ちないクレームや心ない一言。さらに患者からの暴力(私自身、顔を殴られかけたことは何度もある)。」

 「しかしそれだけではない。南さんは、それでも医業をやめない医者を描いた。ぎりぎりのところで倒れかけながら、壊れかけの心を奮わせ、それでも医者をやる、と宣言させた。誰が悪いわけでもない、誰も悪くない、だから続ける、そう毅然と言い放せたのだ。」

 今、読んでいるのは、千晶と陽子の関係が急転したところ。急転がどうおさまるのか、さらに、千晶と座間との関係の結末はどうなるのか。

 大団円に向けて、これからが面白いところです。そして、この小説がどのようなドラマになるのか楽しみです。

 貫地谷さんは、今、観ている「テセウスの船」で主人公の姉を熱演されています。

 脇役でありながら、10年近くトップを走り続けている貫地谷さん。いよいよ主役が増えてきた貫地谷さんの演技に大いに期待しています。

 南杏子作品にこれからも注目していきたいと思います。

 南杏子ファンの皆さん感想をお聞かせ下さい。

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