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宇部総合支援学校と二つの分教室を視察[2019/08/07 水 AM 08:28]

 私は、5日に宇部総合支援学校を、6日に、萩総合支援学校長門分教室と宇部総合支援学校美祢分教室を視察しました。

 現場で気づいた事をお伝えしたいと思います。

 宇部総合支援学校は、小学部と中学部の普通教室の新設工事が行われていました。

 来年3月11日までの工期で工事が行われていました。

宇部総合支援学校

今年度中に普通教室が完成見込みの宇部総合支援学校

 平成28年度時点で、宇部総合支援学校は不足教室が12ありましたが、普通教室の新設工事が完了すると不足教室はなくなるとの説明でした。

 この数年間、児童生徒は、一部、プレハブ校舎で勉強していましたが、それも解消される見通しです。

 宇部総合支援学校の今後の課題として私が、現場で、気付いたいくつかの点を報告します。

 第一は、プールの老朽化です。昭和46年3月に整備されたもので、約50年が経過しています。

 児童生徒が移動するプールサイドは、コンクリート張りで、全面改修が必要だと感じました。

 車イスでも移動が可能なバリアフリーで、校舎からの移動が簡単な場所での新設が求められると感じました。

 第二は、寄宿舎の老朽化です。現在、寄宿舎には、高等部の16名の生徒が生活しています。昭和49年5月に整備されたもので、45年が経過しています。丁寧に管理されていましたが、建物に段差が残されていました。バリアフリー化された寄宿舎の新設が求められていると感じました。

 第三は、厨房についてです。寄宿舎に厨房が併設されていますが、この厨房も寄宿舎と同時期に整備されたもので、40年以上が経過していると思われます。300人を越える本校児童生徒の給食を提供していますが、187名の教員などの給食が提供できていない状況だとお聞きしました。

 寄宿舎と合わせて厨房を新設し、教員へも給食が提供される体制にすることが急がれます。

 第四は、通学バスの運行についてです。現在、6路線が運行されています。学校要覧によると、その内、運行時間が60分を越える路線が4便でした。保護者の負担を増やすことなく、運行時間が1時間程度になるように運行の改善が求められていると感じました。

 次に、萩総合支援学校長門分教室について報告します。

 萩総合支援学校長門分教室は、2015年4月に長門市立深川小学校の一部を借りて開設されました。

 現在、小学部6名、中学部2名の子どもたちが通学しています。

長門分教室

子どもが明るい教室で学ぶ萩総合支援学校長門分教室

 現場を訪ねると新しく明るいイメージの学校だと感じました。

 日常的に分教室の子どもたちと深川小の子どもたちが交流できている様子が想像できました。

 その上で、私が、長門分教室で気づいた点について報告します。

 第一は、施設が狭隘だと感じた点です。

 後ほど訪れた美祢分教室と児童生徒数は同数です。美祢分教室は、4教室を使っていましたが、長門分教室は2教室です。

 保健室と職員室が同じ部屋で、保健室がカーテンで仕切られていました。

 深川小学校に空き教室はなく、長門分教室で現在以上の児童生徒を受け入れることは困難な状況であり、中長期的に施設整備をどう図っていくかが課題だと感じました。

 第二は、児童生徒全員を、保護者が送迎している点です。

 美祢分教室は、美祢市が運行しているバスに分教室の子どもたちも利用できていました。

 一方、萩総合支援学校の通学バスは、先崎線・油谷線があり、長門市内から12人の子どもたちが通学バスで、本校に通っていました。

 萩総合支援学校学校の要覧によると、長門分教室の西に位置する日置から萩市の本校まで通学バスで通っている児童が2名おられます。

 私は、美祢分教室のように長門市の協力を得るのか、長門分教室独自でバスを運行するかの方法で、通学バスを確保し、長門市の子どもたちが、分教室に通え易い条件を整えていくことが大切だと感じました。

 最後に、宇部総合支援学校美祢分教室についてです。

 廃校となった旧美祢市立桃木小学校が美祢分教室と活用され、2015年4月に開設されました。

 小学部が6名、中学部が2名が通っています。

美祢分教室

旧桃木小学校に立地する宇部総合支援学校美祢分教室

 校舎も新しく、りっぱな体育館がグランドもありすばらしい施設でした。

 地域との交流も熱心に取り組まれているとのことでした。

 その上で、いくつかの気づきを述べたいと思います。

 第一は、美祢市から、宇部総合支援学校に通っている子どもたちが17名いることです。(小学部7名、中学部4名、高等部6名)

 旧桃木小学校に分教室として使用していない空き教室が3部屋程度ありました。

 保護者の希望をお聞きしながら、分教室への通学手段も確保しながら、美祢分教室に高等部の生徒も含めて受け入れる体制の整備が必要なのではないかと感じました。

 現在の山口総合支援学校のように、美祢分教室を分校にする。将来的には、学校にして、美祢市内から長距離通学をしている子どもたちが、地元の総合支援学校に通える環境を整えていくべきだと感じました。

 その事は、長門分教室にも言えることです。長門分教室も分校へ学校へと展望していくべきだと感じました。

 そして、分教室で共通している問題は、健康診断が本校で行われている点です。これも学校へと展望していくなかて改善していくべきだと感じます。

 「山口県特別支援教育推進計画(第二期)」は、2022年度までの計画です。

 次期計画には、分教室を分校や学校に展望することを明記すべきだと思います。

 視察を受け入れていただいた、宇部総合支援学校と萩総合支援学校並びに関係者の皆さんに感謝を申し上げ、視察の報告といたします。

 特別支援教育に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

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