環境と福祉の充実を目指して

「隠れ共産党宣言」読書ノート③[2018/10/31 水 AM 08:17]

 引き続き、小松泰信さんの「隠れ共産党宣言」を呼んでいます。

 「痛々しささえ感じる進次郎『農政改革』」は読んでいて痛快でした。

 小松さんは、自民党農林部会長に小泉氏の登場を次のように書いています。

 「昨15年(当時)10月27日に開かれた自民党農林水産戦略調査会長・農林部会合同会議において新農林部会長の小泉進次郎氏は、(中略)『農業の可能性は大きい。・・・1次産業の発展亡くして日本全体の活性化なし・・・復興のためにも地方創生のためにも、日本の将来のためにも農林部会長として全力で汗をかきたい』と決意を示した(『JAcom・農業協同組合新聞』同10月27日付)。」

 小松さんは、小泉農林部会長の「週刊ダイヤモンド」での発言についてこう書いています。

 「要約すれば、『農業は弱い立場であるから守らなければならない。そのために補助金が必要だ』という発想に立った補助金まみれの農政が農業の競争力を弱めた。だから補助金漬け農政とは決別する、となる。」

 その上で小松さんは、小泉発言をこう批判しています。

 「農業をはじめとする第一次産業は、国の経済が発展するに従ってその生産要素(土地、労働力、資本)を他産業に提供し続けることが運命づけられている。しかし疑いもないよう重要な産業であることから、生産要素の自由な移動を制限するために農地法などの岩盤貴志江が敷かれる。さらに残された生産要素をより効率的に活用することを目指し農地の整備などが求められる。しかしろれらは私有財産であることと多額の整備コストがかかるために、政策誘導手段として補助金の投入が不可欠となる。この流れを補助金に『漬け』や『まみれ』という言葉をつけて、ネガティブキャンペーンを張るのは、農林行政を持つものの発言とは思えない。もし、『莫大』な補助金と感じるとすれば、それは、『莫大』な生産要素が農業から他産業に移転していることの証左と思うべきである。」

 私は、小泉氏の「農業の可能性は大きい」と言いながら、農業に対する補助金を削減しようとするやり方が、今日の沖縄問題に共通していると思いました。

 玉城知事誕生後にも安倍首相は「沖縄の皆さんの心に寄り添う」と言いました。

 しかし、昨日、沖縄県の辺野古埋め立て承認の撤回に対し、防衛省が、効力の停止を求めていることに対して、国交省は、沖縄県に執行停止を決定しました。

 昨日の代表質問で日本共産党の志位和夫委員長は、防衛省の申し立てを国交大臣が審査するというのは「自作自演」だと批判しました。

 その上で、志位委員長は、沖縄に新しい基地を押しつけるのではなく、アメリカに対して普天間基地の無条件撤去こそ求めるべきだと安倍首相に求めました。

 小松さんは、本の中でこう書いています。

 「『違憲』の安保法制の成立以降は、『とにかく安倍さんのすすめることは全否定すべきです。日本のこともも日本国民のことも、もちろん農業・農家・農村、まして農協のことなんか歯牙にもかけていない、米国政府やグローバル企業の走狗による痴言ですから』ということも付け加えている。」

 安倍政権が、農家の民意も沖縄の民意も歯牙にもかけず、米国政府やグローバル企業の走狗になっているのなら、大問題です。

 引き続き、小松さんの「隠れ共産党宣言」から大いに学びたいと思います。

コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード。 TrackBack URI

コメントする