環境と福祉の充実を目指して

歌がなくては人間らしく生きてはいけない[2018/10/26 金 AM 06:38]

 書店に注文していた笠木透メモリアルCDブック「歌がなくては人間らしく生きてはいけない」を聴き、読んでいます。

 巻末に、CDブックに入っている曲の歌詞が掲載されています。

 歌詞を読んで涙がにじみました。

 「私の子どもたちへ」

 「生きている君たちが 生きて走りまわる土を あなたに遺しておいて やれるだろうか 父さんは」

 「あなたが夜明けをつげる子どもたち」

 「見上げてこらんあの山を 山に続く 深い空を たとえ悲しい 今日があっても 生きるって素晴らしい 

  明日があるかぎり あなたが夜明けを つげる子どもたち 素足で大地を かける子どもたち」

 笠木さんの文章も秀逸です。

 「うたが人から遊離し、うたの言葉は生活を表現しなくなった。ただ、リズムだけが流れ、そこに込められたメッセージを、人々は受けようとはしない。いちまいめくれば現実は、かつてないほど暗いのに、へんに明るいのはなぜか。よくみれば、逃げ出したいほどの、怖い情況ではないのか。なにかが起こる。そんな予感あするはずである。でも、そう感じないとしたら・・・。いまカナリヤは死にかかっているのに。

 炭鉱の坑道で、酸素が少なくなると、いちばんはじめに倒れ、危機を知らせたカナリヤ。フォーク・ソングは、カナリヤのうただったはずである。だが、しかし、この国にいま、フォーク・ソングはない。かつて、戦争の危機に警鐘を鳴らし、物質文明の飽食を警告した、フォーク・シンガーたちは、どこへ行ってしまったのだろう。いま君には、言いたいことは、なにもないのか。」

 「こんな時代だからこそ、フォーク・ソングを歌いたい。こんな時代だからこそ、フォーク・ソングをとどけたい。悲しみに沈んでいる人に、心からの応援歌を。闘いに、疲れた人に、ホッとした笑いと、希望のうたを。そして、この小さな歌集を手にした人たちが、生きるために、つながっていくことを、願いながら、発行したいと思います。」

 上記の文章は、1987年に刊行された「FOLKS SONG BOOK Vol.1」の巻頭の文章からの引用です。

 笠木透さんの人生は、「悲しみに沈んでいる人に、心からの応援歌を。闘いに、疲れた人に、ホッとした笑いと、希望のうたを。」と届け続けた人生だったと思います。

 笠木さんの歌声を直接聞いたことが、一度か二度ありますが、私にとって、専らCDでの笠木さんでした。

 笠木さんの歌詞を読んで涙がにじんだと書きましたが、学生時代に歌った笠木さんの歌詞が、体の中で生きていたからでしょう。

 当時は学生でしたが、父となった今、子どもを想うストレートな笠木さんの歌詞に、涙がにじみます。

 笠木さんの歌は「希望のうた」だと思います。

 もう笠木さんに直接お会いすることはかないませんが、「笠木透メモリアルCD」で、これからも笠木さんと対話をしていきたいと思います。

 笠木さんの歌に、学生時代に出会えた喜びをかみしめている今日この頃です。

 笠木透ファンの皆さん、皆さんが好きな曲をお教え下さい。

 

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