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映画「万引き家族」[2018/06/11 月 AM 07:03]

 昨日、是枝裕和監督の映画「万引き家族」を観ました。

 第71回カンヌ映画祭パルムドール受賞作品ということで、映画館は満席でした。

 NHKのラジオ「すっぴん」のインタビューに登場した是枝監督が、「この映画は、是枝映画の集大成と言われるが、真骨頂と言ってほしい」という趣旨の話をしていました。

 私は、これまで何作品か是枝監督の作品を観てきましたが、一番のインパクトを受けた作品でした。

 映画のパンフレットで、思想家の内田樹さんは、この映画について「所有し過ぎることによる空間の狭隘化と自由の喪失、それが彼らの『貧しさ』の本質なのである。だが、それは彼らの逆説的な『豊かさ』の源泉としても描かれている。」と評しています。

 ヒリヒリするような現実を突きつける映画でありながら、映画を観終わって心がほんわかする感覚を内田さんは、上のように表現したのでしょう。

 内田さんは、「彼らは、個人としてのアイデンティティーを差し出した代償に、家族であるために果たすべき義務からの解放を手に入れた。それはたしかに現在社会において最も手に入れにくい『財』の一つである。」と書いています。

 私にも家族があります。家族としてあろうと努力もし、悩みもします。

 家族の崩壊を「家族であるために果たすべき義務からの解放」と表現し、内田さんは、それは「現代社会において最も手に入れにくい『財』」と捉えています。

 これからの家族はどうなるのでしょうか

 縛り合う家族から、豊かな個人の繋がりとしての家族とい方向に行くのでしょうか。

 ヒリヒリするような現実を突きつける映画ですが、そのような明るい未来が見えてくるから映画を観終わった気持ちが明るいのでしょうか。

 内田樹さんのコラムから、この映画を考えてみました。

 先日も5才の女の子が虐待で死亡する事件が発生しました。

 この映画のじゅりちゃんを観てこの事件を想起した方は多いと思います。

 家族とは何かを考えなければいけない時代であることは間違いありません。

 映画「万引き家族」をご覧になったみなさんの感想をお聞かせ下さい。

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