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検証!南スーダンPKO・隠された「日報」の真実[2017/06/26 月 AM 08:13]

 昨日、うべ憲法共同センター主催で第6回市民公開講座を行い約100名の市民が集いました。

 講師はジャーナリストの布施祐仁さん。テーマは、「検証!南スーダンPKO・隠された『日報』の真実」でした。

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自衛隊「日報」隠蔽問題を語る布施祐仁さん

 布施さんは、南スーダンでの自衛隊のPKO活動についての情報公開請求を昨年9月末に行いました。昨年12月の時点で「既に廃棄しており文書不存在」との不開示決定通知が届きました。

 布施さんは、再捜索を求めて不服審査請求を行いました。

 その後、稲田大臣が再捜索を指示し、今年2月初めに防衛省が日報の存在を公表しました。

 現在、稲田大臣が特別防衛監察を指示し、日報の調査が行われています。

 布施さんは、昨年7月16日に最初の情報公開請求を防衛省に行っていました。

 FNNは5月29日、布施さんが、昨年7月16日行った情報公開請求に対し、中央即応集団の担当者が、「日報」のデータが残っていることを確認して、上司に報告したところ、上司は「バカ正直に出せばいいってもんじゃない」などと叱責し、日報」を開示しないよう命じたと報じました。

 担当者は、陸上幕僚監部に「『日報』は、個人保管の資料で、開示すべき行政文書に該当しない」と説明し、陸上幕僚監部も了承したため、昨年9月中旬、「日報」以外の文書だけが請求者(布施さん)に公開されたとFNNが報じました。

 公開された「日報」には、何度も「戦闘」という文字が出てきます。

 特に昨年7月以降は、首都ジュバでの戦闘が劇化していたことは明瞭です。

 8月3日の報告書には、政府軍と反政府軍との「戦闘」が激化していることが書かれています。

 この時期に、青森県内の自衛隊部隊の家族への説明会が自衛隊主催で行われました。

 布施さんは、この時の資料を示しながら、「以前の説明会では、『戦闘発生箇所』されていた部分が、この説明会では、『衝突箇所』とされた。また、実際に自衛隊宿営地の首都ジュバで戦闘が行われていることを自衛隊は承知しているのに、家族への説明会では、『首都ジュバを含む南部3州は、北部地域に比して平穏です。』と虚偽の説明をしている。」と述べました。

 5月28日NHKスペシャル「変貌するPKO 現場からの報告」は、7月の戦闘の実態を報じました。

 自衛隊の宿営地付近のウガンダ軍宿営地が砲撃を受けて、兵士二人が負傷しました。

 この時、自衛隊宿営地の上空で政府軍と反政府軍との撃ち合いが行われていました。

 ある自衛隊員は、「南スーダンの人を殺してしまう可能性も出てくる。(政府軍と)抗戦したことになるのかと考えた。」と語っています。

 「今日が、私の命日になるかもしれない。これも運命でしょう。家族には感謝しきれん。笑って逝く」との遺書を書いた隊員もいました。

 布施さんは、「事実を国民に隠蔽したり、事実を改ざんしないと成立しない海外派兵は文民統制を崩壊させる。主権者国民の目と耳を塞いだ状態で『軍隊』を海外に出してはならない」と力強く語りました。

 柴田幹雄中央足億集団司令官は09年年頭訓示で「中央即応集団は、海外における国家目的や国益、戦略的な利益を追及するためのルールもしくは手段として使用される」と語りました。

 布施さんは、「アメリカが主導してきた軍事力による『テロとの戦い』は、テロをむしろ強化・拡散させている。今こそ、憲法9条を活かす時!アメリカとはまったく違うアプローチで、真の『積極的平和主義』を実践する時だ。」と語りました。

 事実を隠ぺいして海外派兵を行った場合の犠牲者は、自衛隊員の皆さんです。

 布施さんの話しを聞いて、自衛隊員の命を紙より軽く扱う政府の姿勢に憤りを覚えました。

 貴重な学習ができ充実した時間でした。

 安倍政権は、早くも自衛隊の新たな海外派兵先を選定しようとしています。

 皆さんは自衛隊の海外派兵をどのよにお考えですか。

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