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うつけの采配[2016/01/25 月 AM 09:57]

 昨日は、近年にない大雪が西日本を襲いました。

 午前・午後の予定は全て中止となり、読書三昧の一日となりました。

 昨日から読み始めているのが中路啓太さんの「うつけの采配」です。

 毛利元就の子どもである元春が養子となった吉川家。

 元春の三男が広家。この小説は、吉川広家の物語です。

 広家は、幼少期より「うつけ」と呼ばれましたが、叔父・小早川隆景から毛利家百二十万石の采配を任されようとしています。

 山口県人として、戦国時代の毛利家を知ることが出来る良著です。

 中路さんの文体は骨太で、現代にも生きる言葉が散りばめられています。

 吉川広家は、秀吉の朝鮮出兵に駆り出されます。

 広家は「浜辺にたたずんで働く姿を遠望していた広家は、それを世の腐りゆく臭いのように感じた。満つれば欠くる慣わしとでも言うべきか、隆盛を極めていた豊臣政権は腐敗しはじめているように思われたからだ。」

 私は、この文章を読んで、「豊臣政権」は甘利大臣の疑惑事件を受けての「安倍政権」と読み替えました。

 甘利大臣は、問題を暴露した一色氏に「得意淡然失意泰然」と書いた色紙を送っています。

 甘利大臣は、今、失意の中かも知れませんが、「泰然」としているばかりではなく国民に一刻も早く説明をすべきです。

 歴史小説は、様々なことを私たちに教えてくれます。

 中路さんは、吉川英治文学新人賞候補になったり本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞するなど、時代小説のホープです。

 今年は、中路さんの作品を少しづつ読んでいきたいと思います。

 雪の中、家の中でのんびり読書するのもいいものです。

 

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