環境と福祉の充実を目指して

月別バックナンバー [ 2016年 12月 ]

「犬の生活」「一日の行楽」 [2016/12/31 土 PM 03:18]

 ようやく年賀状を書き投函を済ませました。

 前から観ようと思っていたチャップリン公式DVDコレクション⑥「犬の生活」「一日の行楽」を観ました。

 「犬の生活」は、犬の演技が圧巻です。

 チャップリンと犬が添い寝するシーン、チャップリンのズボンの中入り、バーに侵入するシーン、空き地に埋めてあるお金を掘り当てるシーン、ホットドック屋台でのゴタゴタの中、財布をくわえて彼女に渡すシーン、などなど、ストーリーを展開させる演技を犬がきちんとこなしています。

 「犬の生活」の犬に関するエピソードが解説書にありました。

 「最初の犬がチャップリンの演技指導の厳しさのあまりノイローゼになって死んでしまい、喜劇王は『同じ犬を探してこい』と無茶を言った。」

 「雑種のマットはチャップリンになついた。」「ふたりの絆は深く、撮影終了後にチャップリンは戦時公債キャンペーンのためにワシントンに赴くのだが、主人と別れたマットは餌を食べなくなり、4月29日に死んだ。撮影所敷地内に墓がつくられ、『傷心によって死亡』と記された。」

 この作品は、1918年に作製されたものです。100年前の作品ながら、マットとチャップリンの掛け合いは、癒されること間違いありません。

 「一日の行楽」は、自動車とチャップリンの掛け合いが圧巻です。

 自動車が喜劇役者のように、チャップリンにからみます。

 遊覧船の中で、壮年夫婦とのからみもチャップリン作品の醍醐味です。

 「一日の行楽」には、「フォード物語」という仮題がつけられていたと解説書にあります。

 「このチャップリンの『フォード物語』には続きがある。本作公開の4年後、1923年に彼はフォードの工場を見学した。機械が人間を幸福にすると信じていた時代だったが、喜劇王は違っタシテンをもったに違いない。そうして、その13年後に『モダンタイムス』で、フォードの工場をモデルに機械文明を描くことになる。それを考えると、低評価の『日日の行楽』だが、放浪真摯の発展の過程ともいえるのではないか。」

 今回の二作品は、チャップリンの初期の作品ですが、後の作品が作られる下地となっている作品と捉えると興味が沸いてきます。

 チャップリンが若い時の作品だけに、ドタバタにも切れを感じることができます。

 今年もいろいろあった1年でしたが、チャップリンの映画を観て「笑いおさめ」することが出来ました。

 来年も敬愛するチャップリンの作品に励まされる一年になりそうです。

 今年、DVDによってチャップリンと向き合うことが出来ました。

 最もインパクトを受けたのは、はやり「独裁者」でした。

 今年最後のブログに、「独裁者」結びの演説から一部を引用しましょう。

 「力を合わせて、新しい世界のために闘おう!人々に仕事の機会を与え、若者に未来を、老人に保障を与える立派な世界のために。」

 私は、チャップリンの遺志を受け継ぎ、新しい世界のために来年も闘おうと決意を新たにしています。

 チャップリンに向き合うことが出来た今年に感謝しつつ、今年、最後のブログを閉じたいと思います。

 今年一年、本ブログをご愛顧していただきまして誠にありがとうございました。

 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 本ブログの感想を引き続きお聞かせ下さい。

命日に母が手記 [2016/12/30 金 PM 05:42]

 大手広告代理店電通の新入社員だった高橋まつりさん=当時(24)=が過労自殺してから1年となる25日、母の幸美さん(53)が手記を公表しました。

・・・

 まつりの命日を迎えました。

 去年の12月25日、クリスマス・イルミネーションできらきらしている東京の街を走って、警察署に向かいました。うそであってほしいと思いながら・・・。前日までは大好きな娘が暮らしている、大好きな東京でした。

 あの日から私の時は止まり、未来も希望も失われてしまいました。息をするのも苦しい毎日でした。朝目が覚めたら全て夢であってほしいと、今も思い続けています。

 まつりは、あの日どんなにつらかったか。人生の最悪の数カ月がどんなに苦しかったか。

 まつりはずっと頑張ってきました。就職活動のエントリーシートの事故PRの欄に、「逆境に対するストレスが強い」と書いていました。自分が困難な境遇にあっても絶望せずあきらめないで生きてきたからです。10歳の時に中学受験をすることを自分で決めてから、夢に向かって努力し続けてきました。

 凡才の私には娘の手助けできることは少なく、周囲のたくさんの人が娘を応援してくれました。娘は、地域格差・教育格差・所得格差に時にはくじけそうになりながらも努力を続け、大学を卒業し就職しました。

 電通に入ってからも、期待に応えようと手を抜くことなく仕事をつづけたのだと思います。その結果、正常な判断ができないほどに追い詰められたのでしょう。あの時、私が会社を辞めるようにもっと強く言えばよかった。母親なのにどうして娘を助けられなかったのか。後悔しかありません。

 私の本当の望みは娘が生きていてくれることです。

 まつりの死によって、世の中が大きく動いています。まつりの死が、日本の働き方を変えることに影響を与えているとしたら、まつりの24年間の生涯が日本を揺るがしたとしたら、それは、まつり地震の力かもしれないと思います。でも、まつりは、生きて社会に貢献できることを目指していたのです。そう思うと悲しくて悔しくてなりません。

 人は、自分や家族の幸せのために、働いているのだと思います。仕事のために不幸になったり、命を落とすことはあってはなりません。

 まつりは、毎晩遅くまで皆が働いている職場の異常さを指して、「会社の深夜の仕事が、東京の夜景をつくっている」と話していました。まつりの死は長時間労働が原因であると認定された後になって、会社は、夜10時以降消灯をしているということですが、決して見せ掛けではなく、本当の改革、労働環境の改革を実行してもらいたいと思います。

 形の上で制度をつくっても、人間の心が変わらなければ改革は実行できません。

 会社の役員や管理職の方々は、まつりの死に対して、心から反省をして、二度と犠牲者が出ないよう、決意していただきたいと思います。

 そして社員全ての人が、伝統を重んじることにとらわれることなく、改善に向かってほしいと思います。

 日本の働く人全ての意識が変わってほしいと思います。

・・・

 同世代の子どもを持つ親として、涙なしにこの手記を読むことはできません。

 まつりさんの死が、日本の働き方を変える契機としたいと思います。

 日本共産党第27回党大会決議案に「働き方改革『8時間働けばふつうに暮らせる社会」があります。

・・・

 安倍政権は、「働く人の立場に立った『働き方改革』をすすめる」といいながら、実際には、労働者派遣法の改悪で不安定・低賃金の「使い捨て」労働を広げ、「残業代ゼロ法案」の成立を狙うなど、いっそうの改悪をすすめようとしている。「働く人の立場」と言いながら、実際には財界の立場に立って雇用破壊をすすめる策動を許さず、人間らしく働けるルールを確立し、格差と貧困の根本的是正に道を開く。

 -長時間労働の規制-残業時間の法的規制、インターバル規制によって、過労死を生み出す長時間過密労働を解消する。「残業代ゼロ法案」を撤回させる。「サービス残業」を根絶し、「ブラック企業」を規制する。

 -非正規から正規への流れをつくるため、労働者派遣法を抜本改姓して、派遣労働は一時的・臨時的なものに制限する。労働基準法、男女雇用機会均等法、パート労働法、派遣法などに「均等待遇」「同一労働同一賃金」の原則を明記し、格差をなくす。

 -386兆円(銀行・保険業を含む)に達した大企業の内部留保の一部を活用して、大幅賃上げの実現をせまる。最低賃金はただちに時給1000円を実現し、1500円をめざす。早期実現のため、中小企業に対する賃金助成や社会保障料の減免などの本格的支援を行う。公契約法・条例の制定をすすめ、官製ワーキングプアをなくす。

 8時間働けばふつうに暮らせる日本を作ってまいりましょう。

 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

安倍首相の真珠湾訪問について [2016/12/29 木 PM 01:41]

 安倍首相は27日午前、旧日本軍が1941年12月に奇襲攻撃を仕掛けたハワイ・真珠湾を「慰霊」のため訪れ、追悼施設「アリゾナ記念館」でオバマ米大統領とともに献花・黙とうしました。

 日本共産党の志位和夫委員長は、安倍首相の真珠湾訪問に関して以下の談話を発表しました。

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反省なき外交では、真の和解と友好を築くことはできない――安倍首相の真珠湾訪問について

2016年12月28日  日本共産党幹部会委員長  志位和夫

一、安倍首相の真珠湾訪問で何よりも問われたのは、首相が過去の日本の戦争をどう認識しているのか――その歴史観、戦争観だった。しかし、首相がのべた所感では、「戦争の惨禍は、二度と、繰り返してはならない」というだけで、過去の戦争に対する認識は一切語られなかった。

 75年前の真珠湾攻撃は、中国侵略戦争の行き詰まりを、戦線をアジア・太平洋全域に広げることによって打開しようとした、文字通りの侵略戦争である。日本の首相が真珠湾を訪問するというのならば、アメリカ国民に対してだけでなく、アジアの諸国民、そして日本国民に、甚大な惨害をもたらしたアジア・太平洋戦争に、真摯に向き合い、この戦争をどう認識し、どう反省しているかを、語るべきだった。

一、安倍首相は、2013年12月の靖国神社参拝に対して、内外からの厳しい批判が集中したのち、過去の戦争を美化する「歴史修正主義者」としての本心を隠しながら、「『戦後』を過去のものとして終わらせる」ために腐心してきた。2015年8月の「安倍談話」に続く、今回の真珠湾訪問は、そうした試みの一つである。

 しかし、過去の日本の戦争を「間違った戦争」とは決して認めようとしない(2015年5月・党首討論)反省なき外交では、世界とアジアの諸国民との真の意味での和解と友好を築くことはできない。

一、安倍首相が所感でもっぱら強調したのは、戦後の一時期における米国の対日政策を礼賛することで、日米軍事同盟を「希望の同盟」として全面的に美化し、「いままでにもまして、世界を覆う幾多の困難に、ともに立ち向かう」と誓約することだった。

 しかし、アフガニスタン戦争、イラク戦争のような米国の侵略と覇権の戦争に、自衛隊が安保法制=戦争法によって参戦し、「殺し殺される」道を進むことのどこに「希望」があるのか。沖縄での米軍基地問題が象徴しているような対等な主権国家間の関係とはいえない異常な従属体制を放置したまま「希望」が語れるか。

 異常な従属を特徴とする日米関係の現状を変革し、対等・平等・友好の関係を築くことにこそ、21世紀のあるべき日米関係の未来像がある。

一、日本共産党は、日本外交を、過去の歴史に誠実に向き合う外交、憲法の平和主義をつらぬく外交、自主独立の外交に切り替えるために力をつくす決意である。

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安倍首相の真珠湾訪問に関して皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

浜矩子さんの提言 [2016/12/28 水 AM 07:27]

 22日付しんぶん赤旗日刊紙に、同志社大学大学院教授の浜矩子さんの「経済のあり方と共産党大会決議案」と題するインタビュー記事が掲載されています。

 浜さんは「経済政策の本来の役割は経済の均衡回復と弱者救済です。安倍政権はそれとまったくかけ離れ、強い国家の土台となる強い経済づくりというよこしまな下心をもって経済運営にあたっています。それゆえに経済活動のバランスが崩れ、格差と貧困の犠牲になる人々が増えている。究極のゆがみです。政府がしりをたたいても人々はお金を使わない。経済活動が動かなくなっています。恐慌という経済活動のショック死的な現象と違って、だんだん回転が遅くなって、ついには停止状態に陥る。そういうプロセスに日本経済を追い込んでしまいました。」と述べています。

 総務省が27日発表した11月の家計調査によると、1世帯(2人異常)当たりの消費支出は27万848円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.5%減少しました。マイナスは9カ月連続。2月のうるう年効果を除くと、マイナスは1年3カ月連続となります。

 同時に発表した11月の全国消費者物価指数(CPI、2015年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指標が99・8となり、前年同月比0.4%下落しました。9カ月連続のマイナスです。

 総務省の調査で分かった消費支出15カ月連続減と消費者物価9カ月連続マイナスは、浜さんが指摘する日本経済が「だんだん回転が遅くなって、ついには停止状態に陥る」プロセスに入っていることを示しているのではないでしょうか。

 浜さんは、「今の資本の動きには全然ルールがありません。ものすごく大きなスケールで国境を越え、速く、節操なく飛び回る。これまでと全く違う次元です。資本をどうやってまともな枠組みの中に引き戻すか。すべを見つけ出さなくてはいけません。まともな枠組みとは、経済が人を幸せにする、格差と貧困が広がることのない経済のあり方です。」と述べた上で、「決議案の『4つの改革』はいずれも納得性が高い。」と述べています。

 日本共産党の大会決議案にある4つの改革とは。

 ①前金の集め方の改革-「能力に応じて負担する、公正・公平な税制」

 ②税金の集め方の改革-「社会保障、若者、子育て中心の予算」

 ③働き方の改革-「8時間働けばふつうに暮らせる社会」

 ④産業構造の改革-「大企業と中小企業、大都市と地方などの格差を是正」

 (詳しくは日本共産党中央委員会のHPを参照してください。)

 最後に浜さんは「立憲主義を壊す安倍政権を決議案が『戦後最悪の反動政権』と呼んだのはその通りです。『戦後レジュームからの脱却』を明言し、これほどませに大日本帝国に立ち戻りたいという思いを前面に出した政権はありませんでした。明らかに国民の上に国家を位置づけようとしています。共産党が市民と野党の共闘を明確に打ち出していることが貴重です。野党共闘で現政権の打倒を一刻も早く成し遂げなければなりません。野党共闘で国民連合政府を何としても実らせないと。ものすごく切迫感のある課題だと思います。」

 私は、衆議院山口3区で、野党共闘を実現させ、野党の国会議員を誕生させ、中国ブロック比例で日本共産党が複数議席を獲得できるように、浜先生の提言を力に益々頑張ろうと決意を新たにしました。

藤堂高虎 [2016/12/27 火 AM 07:04]

 安部龍太郎さんの「下天を謀る」を読んでいます。

 文庫版の解説で三重大学の藤田達生教授は、高虎が秀長に出会って成長したと書いています。

 「秀長に仕えての政治思想に共感した高虎が、天正十九年(1591)に52歳で病没した主君の遺志と人脈を受け継ぎ、安定した武家政権の確立を、家康の参謀となることで実現した。」

 作中に秀長が高虎に「人の上に立つ者は、人の幸せと喜びのために尽くさなくてはならぬ。戦などは愚かなことだ」「実りが豊かで戦いがなければ、皆が幸せになれるのじゃ」と諭す場面が出てきます。

 安部さんは、この時の高虎の心情を「これまでは敵に勝ち手柄を立てたいと思うばかりで、何のために戦っているかと考えたことはない。そのことに思い当たり、不意打ちをくらったような衝撃を受けたのだった。」と書いています。

 更に、藤田教授は、高虎について「幕府の法令に藩を創るためのマニュアルはなかった。高虎は、幕藩体制という新たな武家国家の屋台骨を築くことに献身した敏腕政治家だった。」と書いています。

 藤田教授は、「司馬氏は全作品で高虎を俗物武将の典型として一貫して描いている。」と指摘した上で、安部さんの本作について「高虎の人脈に彼の大成を描いたことは、司馬文学へのアンチテーゼだと私は理解している。」と書いています。

 藤田教授は、「いかなる大名も司馬氏が好むような『男のロマン』に人生を捧げたりはしなかったとみている。現代的に表現するならば、彼らは、『社長』なのであり、何千・何万の『社員』とその家族を路頭に迷わせるわけにいかなかったのだから。」とも書いています。

 藤田教授らは、三重県で、「下天を謀るプロジェクト」に取り組んでいるそうです。

 具体的には高虎を活かした町おこし運動です。 

 根拠のない高虎像を打破し、新しい戦国時代像に挑戦し、町の活性化に繋げる意欲的な運動に読んでいた私もワクワクしてきました。

 民の暮らしの安定のために力を尽くした高虎の人生を「下天を謀る」の中で、読み解いていきたいと思います。

 司馬さんの戦国像を超える新しい戦国時代像を描こうとする「下天を謀る」を読む中で、戦国時代の真の姿を学びたいと思います。

 藤田教授の解説で、この作品が百倍興味深いものに思えてきました。

 年末は、「下天を謀る」の読了にあてたいと思います。

 

医療的ケア児への対応 [2016/12/26 月 AM 08:07]

 13日付の毎日新聞は、「たん吸引や栄養剤注入などの医療的変えが必要な子どもについて、全国の主要自治体のうち少なくとも12市区が保育所に受け入れない方針でいることが毎日新聞の自治体アンケートで分かった。」と報じました。

 このアンケートは、10月~11月、政令指定都市、道府県庁所在地、東京23区の計74自治体を対象に実施されたものです。

 今年6月の児童福祉法改正で自治体に医療的ケア児支援強化の努力義務が課せられました、毎日新聞は、「全国的に保育所の受け入れ準備は進んでいない。」「医療的ケア児を受け入れないと回答した12市区が挙げた理由は『看護師を配置できない』『安全確保が困難』『待機児童対策を優先している』など。背景には財政難や看護師・保育士確保の難しさがあるという。調査対象の74自治体に比べ財政基盤や弱い中小自治体は、さらに対策が遅れている可能性が高く、医療的ケア児は障害者福祉の対象外となるケースも多い。」と報じています。

 毎日新聞の記事に山口県立大学の空田助教は「法改正で自治体は医療的ケア児支援に務めるように明記されたおり、自治体は早急に支援体制を整えるべきだ。医療的変えを理由に、保育園という発達の場の選択肢を奪われることがあってはならず行政の責任で保障されなくてはならない。国が主導して拠点園の整備などのモデル事業を進めるべきだ。」と述べています。

 毎日新聞の調査対象であった山口市は、医療的ケア児を行け入れ可能と答えています。

 その他の県内市町の受け入れは可能なのでしょかうか。

 22日付毎日新聞に「医療的ケア児と学校生活」と題する宇田川記者のレポートが掲載されていました。

 レポートには、「新生児集中治療室の整備などにより先天的な疾病で従来は出産直後に亡くなっていた命が救われる例が増え、医療的ケアが必要な子どもも増加傾向にある。公立の特別支援学校では2006年の501人から15年度は8143人に増えた。」と書いています。

 レポートは更に「文部科学省は16年度、看護師配置経費の一部を自治体に補助する事業の対象を、特別支援学校がででなく小中学校に広げ、7億円を計上した。17年度は8億4000万円に拡大する方針だ。17年度からはさらに、医師や看護師らと連携して受け入れ態勢の充実を図る学校など30か所を支援する事業を支援する事業も盛り込んだ。」と書いています。

 私は、以前、特別支援学校内で医療的ケアが必要な児童・生徒が校外活動に参加できてにくい状況をお聞きしました。

 原因は看護師の態勢の不十分さでしたが、この問題を県議会で取り上げる中で、特別支援学校内の医療的ケアが必要な子どもたちが、校外活動に参加できる態勢が整備されました。

 また、PTA活動の仲間であるある役員さんが、医療的ケア児を抱えておられます。

 現在は、子どもさんは、病院内学級で学んでおられます。

 そのお母さんから聞いたお話しを思い起こしながら、毎日新聞のこれらの記事を読みました。

 児童福祉法改正で自治体に児童福祉法改正で医療的ケア児支援強化の努力義務が課せられたのなら、それに見合う態勢が各自治体で確立できるよう、国や県は財政支援を抜本的に強化すべきだと思います。

 特別支援学校においても、保育園においても、小中学校においても、医療的ケア児が育ち学ぶ環境を拡充していくことが必要だと思います。

 医療ケア児を抱えておられる県内の保護者の皆さん。県内の状況をお教え下さい。

安部龍太郎さん [2016/12/25 日 AM 07:41]

 18日付しんぶん赤旗「日曜版」に作家の安部龍太郎さんのインタビューが掲載されています。

 安部龍太郎さんの最新刊は「家康」。安部さんは、家康について次のように語っています。

 「江戸時代の家康像は、『神君・家康公史観』です。江戸幕府を倒した明治政府は、幕府の理念を否定し創健者の家康にも非常に否定的な見方をした。そこから生まれたのが、『タヌキおやじ史観』です。われわれも、知らず知らずのうちに明治政府の思想操作に影響されている。でも僕は、神君でもタヌキおやじでもない、生身の人間としての家康が書きたかった。約260年の江戸幕府の基礎を描いた人間を、生きた現場から見直したかったんです。」

 安部さんは、現代の現象に警鐘を鳴らします。

 「戦国だけでなく、日本史全域に若い人たちが正しい歴史観を持ちにくくなった。この現状は大変な問題です。戦前は歴史を正しく認識する知力が育っていない」

 「日本はもちろん、世界中でナルシシズム(自己愛)が肥大化しています。これがぶつかりあったらどうなるか。戦争になりますよ。この風潮は非常に危うい。でも、その方向へ誘導しようとする人たちがいるんです。例えば戦前の歴史を肯定すべきところと否定すべきところを客観的に評価して、そこから自分の方向性を見いだす必要があると思います。そこで手抜きして『日本良い国』と思い込んでいては、また戦前のような過ちを繰り返してしまう」

 私は、安部さんの言葉が脳裏から離れず、今、安部龍太郎著「下天を謀る」を読んでいます。

 信長、秀吉、家康の激動の時代を生き抜いた武将・藤堂高虎の物語です。

 安部さんが描く戦乱の中に入り込んだような気持ちで読み始めました。

 安部龍太郎さんの作品を少しづつ読んでみようと思います。「家康」も読んでみたいですね。

 歴史を評価する視点を学びたいと思います。

 安部ファンの皆さん。お勧めの作品を紹介してください。

 

岩国基地の今を知る学習会 [2016/12/24 土 PM 01:29]

 昨日、うべ憲法共同センターは、吉岡光則岩国平和委員会事務局長を講師に「岩国基地の今を知る学習会」を行いました。

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 吉岡光則岩国平和委員会事務長から学びました。

 2017年度政府当初予算案に、艦載機移駐に伴い、山口県に支給される「再編関連特別地域整備交付金」20億1000万円が盛り込まれました。交付金は、15年、16年度の2年間の予定でしたが、17年度以降3年間延長される見通しです。

 吉岡事務局長は、この交付金延長について「山口県知事が、F35B受け入れを表明した直後に、交付金の延長が決まった。これはあからさまな買収政治だ。交付金に頼らない、自立した街づくりを検討する必要がある。」と話しました。

 岩国基地は、「滑走路沖合移設」事業と称して、滑走路が1キロ沖合に「移設」されました。

 基地の陸上面積は、1.4倍化され、次のような新たな施設が整備されました。

 ①旧滑走路の幅員は45メートルでしたが、60メートルに拡幅され戦闘攻撃機などの編隊離着陸が可能になりました。

 ②南側沖合に水深13メートルの岸壁が整備され、3万トン級の艦船の接岸が可能になりました。オスプレイを岩国基地に陸揚げしたのは、この岸壁と滑走路を併せ持っている基地だからと言われています。

 吉岡事務局長は、「岩国基地は、『移設』どころか、明確に基地の軍事的機能が各段に強化された。岩国基地は、アメリが軍にとって、滑走路も港もある使い勝手のいい、有数の最新鋭基地になった。」と述べました。

 岩国市は、2014年12月に策定した「岩国市総合計画」において、市政史上初めて「基地と共存するまちづくり」を掲げました。

 吉岡事務局長は「岩国市の姿勢は、米軍基地の縮小・撤去の願いを封鎖し、基地の固定化を求める姿勢である。また、基地強化への『見返り』の補助金・交付金への依存をいっそう強めるものである。」と述べました。

 岩国基地は、来年からF35Bの配備や空母艦載機部隊の移駐など、極東最大の基地へ変貌しようとしています。

 皆さんは、この事実をどう受け止めておられますか。

 

岩国基地所属機の相次ぐ墜落受け防衛省に要請 [2016/12/23 金 AM 08:05]

 日本共産党の大平喜信衆議院議員と衆院比例中国ブロック垣内京美候補、中国5県の衆院小選挙区候補、地方議員が昨日、中国四国防衛局(広島市)を訪れ、米軍海兵隊岩国基地所属機などで相次ぐ墜落事故の原因究明や、安全が確保されるまで飛行中止などを要請しました。

 中国5県から約30人が参加。山口県からは、山口4選挙区候補、木佐木県議、山田岩国市議が参加しました。

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  中国四国防衛局と交渉(2列目左端が藤本)

 大平議員は「中国地方は日米一体の戦争する国づくりの一大拠点になろうとしている。大変な怒りと不安を感じている住民の立場から許すわけにはいかない」と強調しました。

 今月7日に岩国基地所属のFA18ホーネットが高知沖で墜落した際の訓練内容について、担当者は「米軍の運用に関することで承知していない」と回答しました。

 9月に沖縄本島沖で墜落したAV8ハリアーと併せ、日米政府として米側に飛行中止を求めておらず、担当者は「米側で対策が講じられた上で飛行している」と述べました。

 米国外で初となるF35Bの岩国基地配備を「実験場みたいなものだ」と批判したのに対し、担当者は「配備は問題ない」と発言。

 オスプレイを墜落させた空中給油機の美保基地配備撤回の要請にも「中止する位置づけではない」と答えました。

 私も山口3区の候補者として参加しました。

 オスプレイは機体が大破しているのに「不時着水」と米側を庇う防衛省の姿勢に怒りが込み上げてきました。

 今日は、午後2時から宇部市総合福祉会館で午後2時から吉岡岩国平和委員会事務局長を講師に学習会を開催します。

 多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

医療・介護の負担増と給付減 [2016/12/22 木 AM 07:56]

 20日付しんぶん赤旗日刊紙は「塩崎恭久厚生労働相と麻生太郎財務相は19日、2017年度予算をめぐる閣僚折衝を行い、高齢化などによる社会保障費の自然増を1400億円削減して5000億円に圧縮することで合意しました。医療分野で950億円、介護分野で450億円を削減する大負担増・給付減計画です。」と報じました。

 医療費負担の月額上限を定める「高額療養費制度」では、17年8月から一定異常の収入のある70歳異常を対象に負担額を引き上げ、220億円を削減。

 75歳異常の後期高齢者医療では、低所得者の保険料を5割軽減する特例を17年4月から2割に縮小。扶養家族だった人の保険料を9割軽減する特例も、7割にして190億円を削減します。

 療養病床に入院する65歳異常の居住費(水光熱費)を値上げして20億円を削減。中小企業の従業員らが加入する「協会けんぽ」への国庫補助も320億円を削減します。超高額の抗がん剤「ジプジーボ」の値下げで200億円を捻出します。

 介護保険では、40~64歳が支払う保険料を収入に応じた「総報酬割」に見直し、440億円を削減します。

 政府は社会保障の伸びを3年間で1兆5000億円とする方針を決定。これにもとづいて概算要求で6400億円に削減、今回の削減で5000億円の削減目標を達成する構えです。 

 昨日、市内の介護施設の運営推進会議に委員の一人として参加しました。

 委員の一人が「介護保険の利用料が今年の8月から一部で2割負担になったが、これは、介護保険が応益から応能になったものだ。介護保険の根幹を崩す改悪だ」と発言されました。

 他の委員さんから「介護保険の利用料が2割になったのは概ね10人に一人の利用者だと思う。限度額を超える人なら影響は出ないが、限度額以下なら負担が2倍になる。一部でサービスを辞める人が出ているのは確かだ。」と発言されました。

 28人が利用しているある施設で、2割負担になった方が4名いることも報告されました。

 現在でも介護保険の負担増と給付減は介護難民を生む状況です。

 その上、医療と介護の改悪が行われたなら、医療や介護をあきらめる人が増えることが明らかです。

 負担増による受診抑制で一時的に医療費が減っても、患者が重症化すればむしろ医療費は増加します。

 安倍政権の乱暴な負担増をやめさせ、安心の社会保障への拡充へ転換させることが必要です。

 医療・介護の負担増と給付減に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。