環境と福祉の充実を目指して

月別バックナンバー [ 2015年 12月 ]

石綿労災県内は23事業所が認定 [2015/12/22 火 AM 07:43]

 17日付読売新聞は「厚生労働省は16日、アスベスト(石綿)を吸引して肺がんや中皮腫などの病気にかかり、2014年度に労災認定などを受けた従業員の勤務先939事業所の名称を発表した。」と報道しました。

 県内の事業所は以下の通りです。

 製造業など

 ・神戸製鋼所長府工場 ~昭60

 ・宇部興産宇部ケミカル工場 昭和8頃~平成18

 ・ユーモールド 昭和62~平成16

 ・東ソー物流

 ・新笠戸ドック ~平成18

 ・興亜石油麻里布製油所

 ・モルテン防府工場

 ・日本通運防府支店

 建設業

 ・高峰建設

 ・紺箭銃砲火薬

 ・中電プラント宇部火力営業所

 ・朝山工業所

 ・矢上電工

 ・浅野スレート広島支店徳山営業所

 ・創進内装

 ・片原工業

 ・明星工業岩国営業所

 ・安村工業

 ・芦田組

 ・カネイ

 ・田中板金工業所

 事業所名は一部省略などがあります。

 事業所の所在地など詳しい情報は厚生労働省のホームページを参照して下さい。

 山口県内には「働くもののいのちと健康を守る山口県安全センター」(略称山口県労安センター)などこれらの問題などに関わる相談窓口があります。

 ご相談は、083-924-3525の山口県労安センターにお願いいたします。

 私にも相談いただいたら関係機関へ引き継ぎを行います。

 一人で悩まないで関係機関へご相談下さい。

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石川みち枝を偲ぶ [2015/12/21 月 AM 07:36]

 私の父方の祖母の妹にあたる歌人の石川みち枝が先日、96歳で亡くなりました。

 知的で気品のある石川の事が私は大好きでした。

 石川が私に「かずのりさん」と言う柔らかなイントネーションが耳に残っています。

 私の手元に、2002年8月17日付のウベニチがあります。

 「焦げついた夏 記憶の引き出し」というシリーズに石川が登場しています。

 「あらつち同人で、歌人、石川みち枝さん(83)=宇部市小野区上小野=は毎年、夏になると旧満州で体験した過酷な思い出にさいなまれる。極寒の凍土をわずかだけ掘り起こし、埋めてきた長女は誕生後100日しか生きられなかった。『夏になると、生きていたら何歳になるのだろうか、と歳を数えている』とつぶやく。戦争の傷跡は痛む。」

 石川の夫の正春は旧満州電電公社奉天管理局に勤めていました。戦争が終わって、石川家族が日本へ帰国できたのは翌年の夏です。

 その間に、満州は極寒の冬を迎えます。

 「石川さんは、11月(終戦の年)に女の子を出産。しかしわずか100日あまりの生命だった。『母乳がでなかったので、粉乳を買って飲ませた。ところがしだいに病み細ってゆき、医者に診てもらうこともできなかった。人形のようにやせ、息を引き取った。極寒の地、凍土は硬く十分に掘り返すこともできなかった』と目頭を押さえる」

 「『不況とはいえ、衣食はあふれている。ところが心はかえって貧しくなっている。もったいない生活だ。朝日を迎え、夕日を送る。当たり前の生活が平和と思うようになった』としんみり語る。石川さんの、つらい夏がすぎていく。」

 石川みち枝は、次の歌を詠みました。

 おくり火に亡き夫偲び 大陸に埋め来し吾子の 齢を数ふ 

 戦争が終わって70年。戦争の現実を知る語り部の一人を失いました。

 私は、親族の一人として、石川の歌とともに、満州の悲劇を後世に語り継いでいきたいと思います。

 石川みち枝さん、天国で、夫の正春さんや姉で私の祖母のマツ子たちと楽しく語りあっていることでしょう。

 石川みち枝さん、お世話になりました。ありがとうございました。合掌。

51才になりました。 [2015/12/20 日 PM 04:35]

 18日で51歳になりました。

 この1年間は大激動でした。

 最大の激動は、16年間務めていた県議の仕事から降りることになったことでしょう。

 一方で、宇部市PTA連合会会長、常光寺責任役員など新しい役割を数々いただいた1年ともなりました。

 いずれにしても、今置かれている場所で一生懸命その役割を発揮することに尽きると思います。

 今までもそうしてきてし、これからもそうしていきたいと思います。

 以前のブログでも紹介しましたが、西本願寺前門主大谷光真さんの「人生は価値ある一瞬」のこの言葉が今年一番胸に沁みました。

 「目の前に起こる一つひとつの出来事は、一喜一憂せざるをえないとしても、自分の人生そのものを賭けてしまわないことです。そして、いのちのつながりというもっとも広い別の世界があるということに目を向けることです。」

 実に奥深い一言だと思い、時々思い出しては噛みしめています。

 11月には、帰敬式に参加し、釋諦観という法名をいただきました。

 広辞苑に諦観とは「明らかに真理を観察すること」とあります。

 51歳の1年は、諦観の眼を持ちながら物事に当たっていきたいと思っています。

 そして、引き続き、本ブログで、その時々の思いを綴っていきたいと思います。

 この1年、皆さまには大変お世話なりました。

 これから1年もよろしくお願いいたします。

安保法制執行阻止9.19強行成立を忘れない行動 [2015/12/19 土 PM 03:41]

 本日、宇部市役所前で、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動うべ実行委員会(略称 総がかり行動うべ)」が主催する「安保法制執行阻止9・19強行成立を忘れない行動」が行われました。

 集会には、65名の市民が参加しました。

 総がかり行動うべでは、先日役員会議を開き、①申し合わせ事項②行動計画③役員体制を決めました。

 役員体制として、共同代表は、うべ憲法共同センター代表の坂田勇司さんと戦争をさせない1000人委員会の佐々木あけみさん、事務局長は私となりした。

 今日の集会では、共同代表の坂田さんと佐々木さんが冒頭挨拶を行い、私が、申し合わせ事項、行動計画、役員体制を報告しました。

 その後、個人や各団体からリレートークが行われました。

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 日本共産党から時田宇部市議が発言しました。

 最後に、参加者一同で「アベ政治を許さない」を掲げました。

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 参加者一同で「アベ政治を許さない」を掲げる

 来月の忘れない行動は、1月19日(火)の18時から宇部市役所前で行う予定です。

 多くの市民の皆さんのご参加をお待ちしています。

伊方原発の再稼働中止求め大分3市議会が意見書可決 [2015/12/18 金 PM 12:00]

 今朝の朝日新聞(西部)は、「四国電力が再稼働をめざす伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について、大分県の杵築、竹田、由布の3市議会は、17日、再稼働中止を政府に求める意見書を可決した。(中略)3市は伊方原発から約65~100キロ離れている。」と報じました。

 この記事を読んだ市民の方から「伊方から宇部まで直線距離で100キロ、間に海しかありませんから、老朽化した伊方原発に何かあると、直撃です。怖いです。」とのメールが私に届きました。

 山口県内の地方議会でも伊方原発再稼働の中止を求める意見書が可決されることを願います。

 大分県の3市議会で伊方原発再稼働中止を求める意見書が可決しました。

 皆さんはこの事実をどう受け止めておられますか、ご意見をお聞かせ下さい。

夫婦同姓など最高裁判決について [2015/12/17 木 AM 09:14]

 夫婦別姓を認めないことや、女性のみ離婚後6ケ月の再婚を禁止している民法の規定が憲法に違反するかどうかが争われた二つの訴訟の上告審で、最高裁大法廷は昨日、初の憲法判断を示しました。

 6ケ月の再婚禁止については、100日を超える部分について違憲と判断。夫婦同姓を定めた規定については裁判官15人のうち5人は違憲としたものの多数意見による合憲とした不当判決です。

 判決を受けて、日本共産党の広井暢子副委員長は再婚禁止機関の撤廃を求めるとともに、同姓合憲とした不当判決に厳しく抗議する談話を発表しました。

 談話は、以下の通りです。

・・・

 一、最高裁大法廷は、民法(家族法)の夫婦同姓の強制について合憲とする判決をおこなった。また、女性だけの離婚後6カ月の再婚禁止機関については、離婚後100日を超える禁止期間100日超を違憲としたことは一歩前進だが、再婚禁止機関は、女性への差別条項であり禁止すべきである。夫婦同姓の強制を合憲としたことは極めて不当な判決であり、厳しく抗議する。

 一、夫婦同姓の強制を15人の裁判官中5人は違憲であるとしたものの、多数意見による合憲とされた。判決は、いずれの姓を称するかは結婚する男女の協議にゆだねられており制度自体に「不平等が存在するわけではない」、「家族の呼称を一つに定めることには合理性」があるなどとし、憲法13条(個人の尊重)、14条(法の下の平等)、24条(両性の平等)に違反しないとした。「別姓」制度を、「家族の一体感を損なう」とする特定の家族観を容認したものである。

 世界で夫婦同姓を義務づけている国は日本だけであり、国連女性差別撤廃委員会からは法律に残る女性への差別条項としてその撤廃を強く求められてきた。日本の司法の見識が問われる判決といわなければならない。

 一、1996年、法制審議会は選択的夫婦別姓などの法整備をもとめるよう「答申」している。その後、歴代政府は、「答申」も国連女性差別撤廃委員会の是正勧告も無視しつづけてきたのである。女性の社会進出は大きく前進し、結婚や家族の実態も国民の意識も変化してきた。判決は、夫婦同姓の強制を合憲としつつも、国会での議論を促している。

 政府は、民法改正を求める国民・女性たちの願いと運動を真摯にうけとめ、憲法と国際法にたった改正に着手し、その責任を果たすことを求めるものである。

 日本共産党は、個人の尊重、法の下の平等、個人の尊厳・両性の平等など、憲法の精神にたった民法改正に力を尽くす決意である。

・・・

 妻は、結婚後も今までの姓を使用し続けています。その事もあって、夫婦別姓問題には関心を持ってきました。

 私は、再婚禁止規定が撤廃され、夫婦別姓が認められる社会が一日も早くやってくることを願っています。

 皆さんは、昨日の判決をどのようにお考えですか。ご意見をお聞かせ下さい。

ナイラの証言 [2015/12/16 水 AM 08:04]

 東京外国語大学大学院教授の伊勢崎賢治さんの「新国防論」を読んでいます。

 戦争が起こるメカニズムとして「湾岸戦争のヒロイン」=「ナライの証言」が出ています。

 ナライは、おさげ髪の15歳の少女。湾岸戦争前夜のアメリカ連邦議会下院の人権議員集会でナライが証言します。

 「私が働いていた病院にイラク兵たしは突然乱入してきました。生まれたばかりの赤ちゃんが並ぶ保育器をみつけると、一人ずつ床に放り出して、保育器を奪っていったのです。赤ちゃんは冷たい床の上に次々と・・・」

 ブッシュ大統領は、フセインを「ベビーキラー」と呼び、イラクへの空爆を開始し湾岸戦争が始まりました。

 伊勢崎教授は「ところが終戦後のクウェートにメディアが入り始めると、証言は全くの嘘だったことがわかります。ナライには別の本名があり、実はクウェート在米大使の娘でした。このクウェート大使館は、『クウェートの自由のための市民運動』というNGOを立ち上げていました。アメリカのPRコンサルタント会社がこのNGOと契約して、台本を担当。フセインの蛮行をアピールするNGOの広報キャンペーンの戦略づくりをしていたことも明らかになったのです。」と指摘します。

 更に、湾岸戦争の今日的状況について伊勢崎教授は「開戦の正義となった、フセインとアルカイダのつながりも、大量破壊兵器の保有も、その後、アメリカ自身によって否定されています。開戦の正義は全否定されたのです。」

 あの湾岸戦争は、アメリカがつくった戦争であったことが明らかになりました。

 伊勢崎教授は、戦後の日本は、「アメリカがくしゃみをすると風邪を引く」状態であるし「アメリカの軍事的な『国際貢献』に協力しないと見放される」トラウマを自分自身に課すまでになっていると指摘します。

 IS掃討の名でアメリカが日本へ何らかの要請をする日も近いでしょう。

 湾岸戦争を作ったアメリカの姿勢を冷静に見つめ直すことが、今の日本に求められていることを伊勢崎教授の本で学びました。

 引き続き、伊勢崎教授から多くの事を学んで行きたいと思います。

上関原発を建てさせない県民大集会山陽小野田・宇部実行委員会結成総会 [2015/12/15 火 AM 09:39]

 昨日、上関原発を建てさせない県民大集会山陽小野田・宇部実行委員会結成総会が行われました。

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上関原発建てさせない山陽小野田・宇部実行委員会

 私は、来賓挨拶で「上関原発埋立のための公有水面埋免許延長の可否の判断を伸ばしに伸ばしている村岡知事は、裁量権を濫用しているとしかいいようがない。県民集会を大成功させ、民意で、上関原発を中止に追い込んでいきましょう。」と発言しました。

 総会では、山陽小野田・宇部実行委員会の役員体制と目標を決めました。

 目標は、チラシを2万枚、賛同者を500人、バス2台で参加しすることとしました。

 会としては、適宜実行委員会を開いて、活動を進めていこうと話し合いました。

 私も賛同者の一人として、山陽小野田・宇部実行委員会のメンバーとして活動することにしました。

 賛同者になってもいい、チラシを配りたいなどありましたら藤本までご連絡下さい。

大谷光真前門主が捉える原発の非倫理性 [2015/12/14 月 AM 10:47]

 先日、本願寺山口別院で浄土真宗本願寺派総合研究所副所長の藤丸智雄さんを講師とした学習会に参加しました。

 藤丸さんが編者を務められた「本願寺白熱教室」の中に、東京大学名誉教授である島薗進さんが書かれた「原発の是非の倫理的問いと宗教界の声」と題する論文があります。

 今日は、島薗さんの論文に紹介されている「大谷光真前門主が捉える原発の非倫理性」について紹介したいと思います。

 大谷光真前門主の著書「いまを生かされて」の「あとがき」に「原子力発電に対する私の考え」があります。

 大谷前門主は、原子力発電所には未解決の問題がいくつかあることを指摘しています。

 「第一に、現在の科学技術では、放射性廃棄物の無害化ができないことです。」

 「第二に、一度大きな事故が起これば、対処できなくなる可能性があることです。」

 「第三に、原子力発電所を運転するためには、平常時でも、一定数の労働者の被爆が避けられません。」

 大谷前門主は、その上で、「阿弥陀如来に願われる『われら』として」として次のように述べておられます。

 「人間には、限りない欲望があります。時代を遡るほど、外部からの物理的・社会的制約が大きかったため、おのずから欲望に歯止めがかかりました。しかし、現代においては、知能がはたらき、さまざまな制約が取り除かれ、欲望がそのまま実現するようになりました。

 それでも人間の知能は不完全であり、欲望の実現から生じる負の結果を十分制御できません。その極端なものが核エネルギーの利用でしょう。いま必要かどうかだけで物事を決めず、将来の人類はじめ生物の生存と調和することができるかどうかを考慮しなかれば、人類の将来はないと思います。欲望をなくすのではなく、調和できる方向に導くことこそが課題です。

 そのためには、日常生活の損得を超えた価値観が必要になります。仏教の目指すさとり、すなわち仏に成ることはそのヒントになると思います。」

 島薗東大名誉教授は「大谷氏は浄土真宗本願寺派の門主という地位を意識しながらも、一人の仏教者として原発の倫理的問題はどこにあるかを明示し、それを克服していくための倫理性が仏教、広く言えば宗教に求められる所以を述べている。」と書いています。

 島薗教授は「政治が平和やいのちを脅かすような方向に向かっているときに、宗教界が公共空間にその声を響かせることができるかどうかは、その社会の精神文化の力量を示すものとなるだろう。倫理的な問いが関わる重要な問題に、宗教的な次元を踏まえた声が聞こえないということは、市民生活にとって大きな欠落である。」とも述べています。

 島薗教授は、「昭和初期の日本で、国が戦争の道へと進むことが見えていながら宗教界はそれに抵抗することなく国策への協力の姿勢をとる傾向が目立った。」歴史を踏まえ「原発をめぐる倫理的討議を深めようとする多声的な公共空間に、今後、ますます力ある宗教的な声が響くことを期待したい。」とこの論文を結んでいます。

 私は、大谷前門主の文章を学びながら、原発問題に対して、今後とも宗教界から多くの声があがることを期待する一人です。

 来年も3月26日に、上関原発を建てさせない県民大集会が山口市で行われます。

 今日は、この集会成功に向けて山陽小野田・宇部実行委員会の結成集会が市内で行われます。

 私は、政治に関わるものとして、そして、宗教に関わるものとして、この集会成功成功のために、今日の結成集会に参加する予定です。

 午後6時からシルバーふれあいセンターで行われる集会に一人でも多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

 

母と暮らせば [2015/12/13 日 PM 02:46]

 今日、山田洋次監督の映画「母と暮らせば」を観てきました。

 私が山田監督を敬愛していることは、本ブログを読んでいただいている方にはお分かりだと思います。

 数多くの山田作品の中で、一番涙を流し、一番心に残る作品でした。

 敗戦から3年目の夏。長崎で助産婦として生きる伸子(吉永小百合)のもとに、息子(二宮和也)が現れます。アメリカの原子爆弾投下で命を奪われた浩二。

 山田洋次監督は、新聞赤旗へのインタビューで、 「原爆によって何十万の人が、さらに東京大空襲や各地で米軍の空爆、そして中国、東南アジアなどで今後は日本の軍隊によって、何百万という人々が死んでいる。その一人ひとりの死がどんなに悲しいことなのかということを想像したい。何千とか何万という数にしてしまうと死という悲劇が見えなくなってしまうと思います」

 「戦争は自然災害ではありません。誰がどういう理由で始めたのか。満州で育った僕は、少年時代に中国や朝鮮の人たちに日本人が理不尽な差別をしていたことをよく覚えています。多民族への憎しみをかきたてることから戦争は準備されるのです」と語っています。

 本作品は、命の重さと非戦の誓いを私の心に叩き込んだ秀作でした。

 一人でも多くの方々に観ていただきたい映画です。

 映画館で大いに涙を流してください。自分には何ができるか一緒に考えていきましょう。

 山田監督、すばらしい作品をありがとうございました。