環境と福祉の充実を目指して

月別バックナンバー [ 2015年 12月 ]

マグマ [2015/12/31 木 PM 01:17]

 真山仁さんの真実を探求する眼に惚れ込み、「マグマ」を読んでいます。

 この小説は、表題から連想する通り、地熱発電がテーマになっています。

 この小説は、3.11前の2006年に刊行されたものですが、痛烈な原子力発電を批判する内容となっています。

 原発の1キロワットアワーを発電するのにかかる発電コストについて、このように分析する下りがあります。

 「原発の5.9円というのは大嘘で、電力各社は、大体9円程度だと言っています。ところが、それでも原発で使用した高放射性廃棄物の処理費用が含まれていなかったり、発電所の稼働率が水増しされていたり、国の様々な補助金でカモフラージュしたりというトリックがいっぱいありましてねえ。我々は、せいぜい15円がいいところじゃないかと見ています。ある学者の計算では、100円しても驚かないと言っています」

 その上でこんな下りにはドキリとします。

 「愚かなるは人間ばかり。地球上の動物の中で一番賢いと思いながら、実際は自らを破滅に追いやる愚行に走ってばかり・・・。」

 人間が自らを破滅に追いやる愚行の最たるものが私は、原発の新設や再稼働だと思います。

 昨日のしんぶん赤旗日刊紙に「原発再稼働しなかれば交付金を減額」の記事がありました。

 「国が地方自治体に出す交付金をてこにした原発立地自治体への圧力が強まっています。安倍晋三政権は2016年度予算案の作成にあわせて電源立地対策交付金の算定方法を変更しました。再稼働しなければ交付金が大幅に減額される仕組みです。なかでも知事が再稼働に慎重姿勢をとっている新潟県の下落幅が最も大きくなることが、本紙の調べでわかりました。」

 「これまで国は、停止中の原発について一律81%の『みなし稼働率』を適用し、発電電力量を試算してきました。16年度以降は、原子炉ごとに福島事故前10年間の平均稼働率を適用します。上限は68%で下限はありません。」

 「新潟県の東電柏崎刈羽原発は、2000年度代に東電のトラブル隠しや中越沖地震によって運転停止が相次いだため、7基合計の平均稼働率が約48%と15年度末までのみなし稼働率と比べ30ポイント以上落ち込みます。」

 元経済産業省官僚の古賀茂明さんは「再稼働に前向きな自治体には補助金で優遇するが、後ろ向きな自治体は他の予算を含め徹底的に冷遇するという脅し」と解説しています。

 予算は政治の鏡といいます。

 政府は、口では再稼働に慎重と言いますが、予算では再稼働を促進しています。

 予算によるあからさまな原発再稼働の促進は許されません。

 福島県の人口が大幅に減少しているとのニュースもありました。

 福島原発の事故は収束せず、深刻さを増しています。

 国民は福島原発事故を忘れてはいません。

 真摯な反省に立てば再稼働は中止すべきだと私は考えます。

 自らを破滅に追い込む愚行である原発の新設や再稼働はやめるべきだと真山仁さんの「マグマ」を読みながら痛感しています。

 日本のエネルギー政策について皆さんはどうお考えですかお教え下さい。

 マグマはドラマにもなりました。そのDVDでドラマも楽しんでいます。

生命のホットスポット大浦湾 [2015/12/30 水 PM 12:15]

 先日、三上智恵監督の映画「戦場ぬ止み」の上映会に出向いた際に、三上監督の著書「戦場ぬ止み」を購入し、読み終えました。

 同感したところや感動したところや勉強になったところにえんぴつで線を引いていたら線だらけになった本でした。

 三上監督の文章は、分かり易く、深く、未来を拓く内容でした。

 この本からいろいろ紹介したいところですが、「生命のホットスポット大浦湾」という小論を紹介したいと思います。

 三上監督はこのように述べています。

 「国際期間IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によれば、2050年を待たずに地球上のサンゴは成長不可能になると予想されている。サンゴ礁の海は、地球の海全体から見てたったの2%の面積しかないにもかかわらず、魚種の65%がそこをすみかとしている。であれば、サンゴ礁が消滅すれば、海は人類を食わせていくことができなくなるだろう。熱帯・亜熱帯の海は生命多様性に富み、命が濃い。逆に北極・南極の寒い海や深い海では、数はいても種が少ないため、絶滅種が出ると影響が甚大だ、命湧く暖かい海の環境を世界中の学者が心配しているのは、そのためなのだ。」

 生命多様性が豊かで、周囲に命を供給する役割を担う場所を「ホットスポット」という。沖縄本島沿岸でいえば「ホットスポット」が大浦湾だと三上監督は指摘します。

 アメリカ軍は、50メートルの深さがある大浦湾に空港と同時に軍港を作りたい思いが半世紀前からあります。

 今、アメリカ軍は、オスプレイを乗せる強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」号を接岸できる軍港を作りたいのだと三上監督は指摘します。

 その上で三上監督は、このように怒りを私たちに届けます。

 「米軍にとって好都合なのと、人類を生かす海そのものが迎えている危機と、どちらが優先なのか。ホットスポットを埋めて、他を残しても意味がない。つまり、人間にたとえれば、手足を刺されて生き延びることはできても、心臓を刺されたら死んでしまう。大浦湾を埋めるということは、沖縄本島沿岸の自然にとどめを刺すことと同じなのだ。そんな大切な場所をわざわざ選んで土砂で埋めるというのは、暴挙でなくて何であろうか。」

 生命のホットスポット大浦湾を埋めるために、山口県の瀬戸内海の土砂も運ばれようとしています。

 県民の世論でそれを阻止し、生命のホットスポット大浦湾を守ろうではありませんか。

 地球的規模で考えて、この道こそが最良の道だと私は考えます。

 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

日韓外相会談について [2015/12/29 火 PM 02:20]

 岸田文雄外相と韓国の尹炳世外相は昨日、ソウルの韓国外務省で会談し、両政府の懸案だった旧日本軍「慰安婦」問題で合意に達したと発表しました。

 この合意に対して、日本共産党の志位和夫委員長が見解を発表しました。

 見解の内容は以下の通りです。

・・・

 日韓外相会談について

 日本共産党幹部会委員長 志位和夫

一、日韓外相会談で、日本政府は、日本軍「慰安婦」問題について、「当時の軍の関与」を認め、「責任を痛感している」と表明した。また、安倍首相は、「心からおわびと反省の気持ちを表明する」とした。そのうえで、日本政府が予算を出し、韓国政府と協力して「全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒しのための事業」を行うことを発表した。これらは、問題解決に向けての前進と評価できる。

 一、今回の日韓両国政府の合意とそれにもとづく措置が、元「慰安婦」の方々の人間としての名誉と尊厳を回復し、問題の全面的解決につながることを願う。

・・・

 皆さん、日韓外相会談についてどうお考えですか。

 ご意見をお聞かせ下さい。

三上智恵監督のトークの会 [2015/12/28 月 AM 08:57]

 映画「戦場ぬ止み」の上映会と三上智恵監督のトークの会に妻と一緒に参加してきました。

 映画は試写会にも行ったので二度目でしたので、見落としたところなどをじっくり観ることができました。

 三上監督のトークの会は興味深い話が数多く聞くことが出来ました。

KIMG1983

 映画「戦場ぬ止み」について語る三上智恵監督

 一つはいわゆる映画の裏話。

 辺野古キャンプ・シュワブゲート前テント村世話人の山城博治さんは、この映画の主役のお一人です。

 山城さんは、常に闘いの先頭で演説を行い、参加者を励まします。

 山城さんは、今年に入り、悪性リンパ腫で入院されたとこのとでした。

 山城さんは、再びテント村に通えるまでに回復されたとのことです。

 二つ目は、辺野古新基地の軍事的意義。

 辺野古新基地は、日本の思いやり予算で5兆円を超える巨額を投じて建設されよとしています。

 自衛隊との併用が早くも取り沙汰されており、オスプレイの配備も明らかになっています。

 沖縄県の宮古島には、800人規模の自衛隊員を配備する基地が建設されようとしています。

 この基地には、地対空、地対艦ミサイルが配備され、知かには司令部が配置されようとしています。

 三上監督は、辺野古新基地と宮古島への自衛隊基地建設の背景には、アメリカの「エア・シー・バトル構想」があると語ります。

 アメリカ軍は、中国軍との全面戦争は回避しながら戦闘になった場合の中間戦略として「エア・シー・バトル構想」を打ち出しています。

 この構想の「バトル・フィールド」は日本列島全体とされています。

 三上監督は、日本が「バトル・フィールド」になる前に、南西諸島で決着を付けようとして、辺野古と宮古島が軍事的に強化されようとしているのではないかと指摘します。

 三上監督は、安保法制と辺野古新基地建設の問題はセットだとも語りました。

 参加者から、山口県を含む瀬戸内海から辺野古へ土砂が運搬されようとしていることを中止させたいとの意見が出されました。

 三上監督は、土砂の運搬を止める運動も重要だと語りました。

 最後に三上監督は、辺野古のその後を追う次回作の作成に入ることを明らかにしました。

 三上監督の次回作にも大いに期待したいと思うトークの会でした。

 三上監督昨日はありがとうございました。

当確師 [2015/12/27 日 AM 10:09]

 新聞の書評の題名に魅かれ本屋で購入した真山仁さんの新著「当確師」を読んでいます。

 当確師の聖が小説の冒頭でこうつぶやきます。

 「選挙でこの国を浄化する」

 「政治なんて何をやっても変わらないと、諦めてはいけない。民主主義の主役は有権者なのだから。」

 これは、作者の真山さんの本書への思いだと受け止めました。

 聖は、政令指定都市・高天市長選挙で、現職の鏑木次郎三選阻止のため、ある人物を擁立して鉄板の市長の牙城に挑みます。

 聖は小説の中盤でこんな話をします。 

 「鏑木は若者や弱者から自由を奪って、安っぽい生活と安定を投げ与えようとしている。そんな奴隷のような生活はいらない。僕らの生活は、僕らで選ぶ!を掲げて、市長候補を担げば、その目標は、新市長当選という結果を生みんだ」

 私も20年以上政治家として生きてきました。

 当確師のする様々な切り崩しなど知らない事も多くありましたが、選挙で政治が変えられるということを熱く語るこの小説に一気に惹かれグイグイ読んでいます。

 23日、来年夏の参議院選挙熊本選挙区(1人区)で、市民・野党の統一候補として出馬するため、弁護士の阿部広美さんが立候補を表明しました。

 参議院山口選挙区でも自民党の牙城を打ち破る市民・野党の統一候補が決まることを念願します。

 そして、山口から政治は選挙で変わることを全国に示したいと、この本を読みながら思いました。

 真山仁さんの本を読むのは久しぶりですが、とても深く面白いです。

 他の作品も読んでみようと思います。

 真山ファンの皆さん、お勧めの作品をお教え下さい。

 

怨みに報いるに徳を以ってせよ [2015/12/26 土 AM 10:10]

 朝日新聞出版社から「仏教新発見No2」が発売されました。

 瀬戸内寂聴さんの「いま、釈迦のことば」は毎回楽しみにしています。

 今回の釈迦の言葉は「怨みに報いるに怨みをもってすれば、永遠に怨みは尽きることなし。」

 瀬戸内さんは、釈迦のこの言葉をこのように訳されました。

 「怨みをいだいている人々のあいだにあって恨むことなく、われわれは大いに楽しく生きよう。怨みをもっている人々のあいだにあって恨むことなく、われわれは暮らしていこう」

 瀬戸内さんは続けます。

 「中国では、『怨みに報いるに徳を以ってせよ』という教えがあります。私は終戦を北京で迎えたとき、たぶん日本人は皆殺しにされるだろうと脅えていました。ところが、こわごわ門を開けたとき、前の路地の壁一面に貼られた赤い短冊に墨痕鮮やかに『怨みに報いるに徳を以ってせよ』と書かれていました。そのときのショックは七十年経ってもまだありありと記憶に残っています。」

 パリの同時多発テロ事件をきっかけにアメリカ中心の「有志連合」はIS対策を目目にシリアへの空爆などを強化しています。

 今朝のしんぶん赤旗日刊紙に栗田禎子千葉大教授がこのように述べています。

 「イラク戦争とそれに続く占領は、その後のイラクや中東の大混乱につながりました。ISの中核を成しているのは戦争で打倒された旧フセイン政権の軍・治安関係者です。また、アメリカによるイラク占領の過程で国民を異なる宗派・民族ごとに分断支配する政策がとられ、優遇された宗派と排除された宗派との対立が激化しました。ISが勢力を拡大した背景には、排除された宗派の住民の不安があるともされます。ISは、アメリカ主導のイラク戦争・占領の落とし子なのです。」

 栗田教授はその上で、日本の関わりについてこう語ります。

 「3月に施行が予定されている戦争法によって、日本が中東での紛争に直接参加する可能性が格段に高くなりました。欧米による中東軍事介入の動きが強まっていることを考えれば、日本にとっての急務は一刻も早く戦争法を廃止し、軍事介入に一切加担しないことです。」 

 世界は今こそ怨みの連鎖を断ち切る勇気を持つ時だと思います。

 日本は怨みの連鎖に加担すべきではありません。

 「怨みに報いるに徳を以ってせよ」の言葉に世界は学ぶべき時だと思います。

 瀬戸内さんの「いま、釈迦のことば」を読んでこのようなことを思いました。

 アメリカを中心とした「有志連合」がシリアへの空爆などを強化しようとしています。

 日本はどう対処すべきでしょうか。皆さんのお考えをお教え下さい。

2016年度政府予算案について [2015/12/25 金 PM 12:27]

 日本共産党の山下芳生書記局長は24日、2016年度政府予算案について次の談話を発表しました。

 一、本日、安倍内閣が閣議決定した2016年度政府予算案は、17年4月の消費税10%への大増税を前提としたうえ、社会保障改悪などによる負担を国民におしつけるものとなっている。一方、大企業には減税をばらまき、軍事費を突出させて戦争への道を進めるという、きわめて反国民的な予算となった。

 一、自民・公明両党が合意した「軽減税率」なるものは、食料品や新聞の税率を8%に据え置くというだけで、「軽減」どころか総額4・5兆円、1世帯4万円以上の大増税にほかならない。低所得者ほど負担が重い逆進性は、増税によっていっそう激しくなる。ごまかしの「軽減」ではなく、10%への増税はきっぱり中止すべきである。

 その一方で、大企業には、法人実効税率を18年度までに現行より2・37%引き下げるという、大減税が実施される。大企業にいくら減税しても賃上げにも設備投資にも回らず、企業の内部留保が増えるだけである。それどころか、減税の財源として給与などにかかる外形標準課税の税率を引き上げ、赤字企業や利益に比べて給与の大きい企業は逆に増税となるため、賃下げを促進する効果が生じる。このような愚策は、ただちにやめるべきである。

 一、「社会保障のため」といって消費税増税を強行しながら、社会保障は改悪が目白押しである。物価上昇にもかかわらず年金の給付水準を据え置き、入院食費の負担増、後期高齢者の保険料引き上げに加え、消費税増税に伴う「低所得者対策」として実施された福祉給付金は前年度予算に比べて半減、子育て給付金は打ち切りとなった。

 さらに、社会保障費の自然増を「毎年5000億円」に抑え込むという安倍内閣の路線のもとで、小泉内閣以来10年ぶりに、1%を超える診療報酬の引き下げが実施される。これは、「医療崩壊」を引き起こした医療費削減路線の復活にほかならない。

 一、軍事費は4年連続で増加し、初めて5兆円を突破した。ステルス戦闘機F35、オスプレイ、新型空中給油機、滞空型無人機などが盛り込まれ、集団的自衛権行使に向けた具体化を着々と進める予算である。米軍への「思いやり予算」はさらに増やされ、辺野古新基地建設をはじめとした米軍再編経費も大幅増額となった。戦争法廃止とあわせ、軍事費の大幅削減を強く要求する。

 一、軍拡のしわよせで、教育、中小企業、地方財政など、暮らし関係の予算は、軒並み前年度比マイナスとなった。一方、公共事業費は4年連続増で、三大都市圏環状道路や国際コンテナ戦略港湾などの大型公共事業は大きな伸びとなった。

 「世界で一番、企業が活動しやすい国」をつくるという「アベノミクス」の3年間で、大企業の経常利益は6割以上も増加し、内部留保は300兆円を突破したが、国民の所得や消費は、実質でみれば3年前を下回ったままである。安倍内閣は、低年金者への3万円給付金など選挙目当ての施策を打ち出しているが、このような小手先の対策で暮らしも経済もよくならない。大企業優先の経済政策の転換こそが求められている。日本共産党は、そのために政府予算案の抜本的な組み替えを要求するものである。

・・・

 昨日、防衛省中国四国防衛局は、米軍岩国基地の米軍再編関連事業について、空母艦載機の厚木基地から岩国基地への移設に伴う施設整備費が歳出ベースで約712億円計上されたと説明したと今朝の山口新聞は報道しています。

 06年度政府補正予算から計上が始まった空母艦載機岩国移駐に伴う整備費は、来年度予算案を含み歳出ベースで約4246億4千万円の巨額の事業費がつぎ込まれているとも山口新聞は報道しています。

 県や市は普天間基地移設の見通しが立つ前の空母艦載機部隊の岩国移駐は認められないとしています。

 しかし、空母艦載機移駐のための岩国での関連事業は粛々と進められています。

 これは、政府による空母艦載機部隊移駐の既成事実化に他なりません。

 来年の岩国市長選挙で、空母艦載機移駐そのものの是非を大いに問うていきましょう。

 予算は政治の鏡と言われます。新年度政府予算案は、安倍政治の如実に映し出しています。

 皆さんは、政府の新年度予算案をどうお考えですかお教え下さい。

岩国市長選挙 [2015/12/24 木 AM 07:56]

 来年1月17日告示、24日投開票で岩国市長選挙が行われます。

 3選を目指す現職の福田良彦氏と前岩国市議・姫野あつこ氏が立候補を表明しています。

 2017年頃までに米軍厚木基地から空母艦載機部隊59機の移駐が予定されており、艦載機部隊移駐の是非が大きな争点になります。

 空母艦載機移駐と愛宕山米軍住宅建設に反対する一点で、愛宕山を守る会、住民投票を活かす会、力にする会、瀬戸内ネット、草の根の5団体が姫野氏を共同候補として擁立しました。

 現職の福田氏は、空母艦載機部隊の移駐は「米軍普天間飛行場の移設の見通しが立たないうちは認められない」としていますが、総額201億といわれる米軍再編交付金と基地負担に伴う交付金を使ってのまちづくりを訴えています。

 「防衛装備庁艦艇整備研究所」の岩国移転についても推進しようとしているのが福田氏です。

 一方姫野氏は「米軍再編交付金などに頼らないまちづくりを進める」ことを訴えています。

 空母艦載機部隊移駐に対し、離着陸訓練施設の見通しが立っていません。

 沖縄の状況をみると、とても普天間飛行場移設の見通しが立っていません。

 このような中で、米軍再編交付金をもらい続けることは、2017年に粛々と空母艦載機部隊の先行移駐を岩国が受け入れることにつながることを意味するのではないでしょうか。

 将来にわたっての子どもたちに安全で安心なまちづくりをどう進めるのか。

 今朝の読売新聞のインタビューに井原前市長の「アメ(お金)を与えて地方を押さえつけるやり方では、本当の意味で住民の理解は得られず、国への不信感を招くだけ。」とのコメントが掲載されています。

 政府は、沖縄でも岩国でもアメで地方を押さえつけようとしています。

 姫野氏は「理実か。依存か。岩国は、自立できる。」と訴えています。

 私は、姫野氏の当選のために力を尽くしたいと思っています。

 姫野あつこ岩国市長候補へのご支援をお願いいたします。

残穢 [2015/12/23 水 PM 05:59]

 先日映画館に寄ったら私の大好きな監督の一人である中村義洋監督の最新作が「残穢」で、来年1月30日に封切られることを知りました。

 「残穢」の原作は、小野不由美さん。10年以上前、小野さんの「十二国記」シリーズを読んでいたことを思い出しました。

 久しぶりに小野不由美さんの作品=「残穢」を読みました。

 主人公の私は、小野不由美さん自身。

 小説は、ドキュメンタリータッチに描かれています。

 話は、久保さんの家で、畳をする音がすることに端を発します。

 相談を受けた私は、音の正体を探っていきます。

 正体の先は九州にまで及びます。また、時代は大正から明治に遡ります。

 文庫本の解説で怪奇幻想文学研究家の中島唱也さんは、「そこで掘り起こされるのは、破壊と建設を際限なく繰り返すことで築き上げられてきた近現代社会の発展の陰に埋もれてしまった、名もない人々のはかなく無残な死に様である。それはわれわれ現代人が盤石なものと思い込んでいる現在の都市の町並みも人々の営みも、いずれ消えてゆく仮象でしかないという事実を突きつけるとともに、われわれ誰もが遠い先祖から受け継ぎ心の奥底に抱いている、死に対する不合理なまでの強い恐れを呼び覚ます。」と本作品を評しています。

 現代人が忘れてしまった社会の陰を小野さんは見事に描いていると私も思います。

 この作品は、山本周五郎賞を受賞しました。選評で唯川恵氏は「実は今、こお本を手元に置いておくことすら怖い。どうしたらいいものか悩んでいる」と述べています。

 私は、この本をホラー小説というよりも、現代社会で死を考えるドキュメンタリー小説として興味深く読みました。

 ホラー小説好きな皆さんはぜひご一読を。

 この勢いで、今、小野さんの「屍鬼」を読んでいます。この作品は、漫画やアニメにもなっています。

 当然のごとく、娘と一緒にアニメ「屍鬼」を読んでいます。

 怖いという点では、「屍鬼」の方が怖い感じがします。

 年末年始は、小野不由美ワールドの中で送ることになりそうです。

 「十二国記」シリーズは新潮社版が刊行される中で加筆されているようです。

 10数年ぶりに「十二国記」シリーズの世界にも浸りたいと思っています。

 とにかく長い作品なので、根気強く読んでいきたいと思います。

 「残穢」の後半で、私が体調を崩す場面が出てきます。

 小野不由美さん’のお体を心配してしまいます。

 昨年末「営繕かるかや怪異譚」が刊行されているということで安心しました。

 小野さんは、大谷大学出身で、「残穢」の中にも悪人正機の解説など適確に書かれていることに敬服しました。

 浄土真宗を勉強中の身としても大変参考になる「残穢」でした。

 小野不由美さんには引き続き面白い作品を世に送っていただきたいと思います。

石綿労災県内は23事業所が認定 [2015/12/22 火 AM 07:43]

 17日付読売新聞は「厚生労働省は16日、アスベスト(石綿)を吸引して肺がんや中皮腫などの病気にかかり、2014年度に労災認定などを受けた従業員の勤務先939事業所の名称を発表した。」と報道しました。

 県内の事業所は以下の通りです。

 製造業など

 ・神戸製鋼所長府工場 ~昭60

 ・宇部興産宇部ケミカル工場 昭和8頃~平成18

 ・ユーモールド 昭和62~平成16

 ・東ソー物流

 ・新笠戸ドック ~平成18

 ・興亜石油麻里布製油所

 ・モルテン防府工場

 ・日本通運防府支店

 建設業

 ・高峰建設

 ・紺箭銃砲火薬

 ・中電プラント宇部火力営業所

 ・朝山工業所

 ・矢上電工

 ・浅野スレート広島支店徳山営業所

 ・創進内装

 ・片原工業

 ・明星工業岩国営業所

 ・安村工業

 ・芦田組

 ・カネイ

 ・田中板金工業所

 事業所名は一部省略などがあります。

 事業所の所在地など詳しい情報は厚生労働省のホームページを参照して下さい。

 山口県内には「働くもののいのちと健康を守る山口県安全センター」(略称山口県労安センター)などこれらの問題などに関わる相談窓口があります。

 ご相談は、083-924-3525の山口県労安センターにお願いいたします。

 私にも相談いただいたら関係機関へ引き継ぎを行います。

 一人で悩まないで関係機関へご相談下さい。

 ・