環境と福祉の充実を目指して

月別バックナンバー [ 2013年 01月 ]

県が中電に4回目の補足説明求める [2013/01/31 木 PM 03:11]

 山口県は、昨日、中国電力に対し、上関原発建設予定地の公有水面埋立免許の延長申請について、4回目の補足説明を求める文書を送付したと今朝の朝刊各紙で報道されています。

 4回目の補足説明に対する回答は、2月22日を目途にするとも報道されています。

 中国電力が延長申請を提出して4ヶ月を越える事態になっています。

 ここで、山本知事就任直後の昨年9月県議会における私の質問に対する県の答弁を引用します。

 「国のエネルギー政策における上関原発計画の位置付けが不透明であり、埋立の前提となる土地利用計画についても、依然として不透明であるため、(中略)たとえ延長申請があったとしても、それを認めることができないと認識して」いる。

 山口県は11月県議会でも当然、この問題では、同じ回答を行いました。

 昨日、安倍首相は、代表質問に対し「前政権が掲げた2030年代に原発稼働ゼロを可能にするという方針は具体的な根拠を伴わないものだ。前政権の革新的エネルギー・環境戦略については、ゼロベースで見直し、エネルギーの安定供給、エネルギーコストの低減の観点も含め、責任あるエネルギー政策を構築する」(読売新聞から引用)と答えました。

 例え安倍首相がこのような答弁をしたにしても、県が「不許可」の前提にしている「国のエネルギー政策における上関原発の位置付け」は依然不透明のままです。

 にも関わらず、4ヶ月以上も、延長申請の審査を続けている県の姿勢は、議会軽視であり、県民への背信行為です。

 中国電力からの4回目の回答が、26日開会予定の2月県議会冒頭に予測されます。

 2月県議会の論戦前に、延長申請が不許可になることは当然と考えます。

 県は、議会答弁を尊重し、「不許可」の判断を議会前に決断すべきです。

 上関原発の公有水面埋立免許延長申請に対する県の取り扱いについて、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

最も遠い銀河 [2013/01/30 水 PM 04:31]

 この土日、白川道原作の「最も遠い銀河」がテレビドラマとして放映されます。

 高倉健主演の「単騎、千里を走る」という映画を観たことがあり、確か原作は、白川道さんだったと記憶しています。

 その他の作品は読んだことがなかったのですが、ドラマを観る前に読んでおこうと数日前から読み始めたところです。

 文庫本で4冊ですので、ほんとに読み始めたところですが、この土日が楽しみです。

 白川さんは、様々な職を経た後、49歳で作家デビューされた方のようです。

 私の今の年になって作家生活をスタートさせたところにも興味を持ちます。

 白川さんの他の作品も映画やドラマになっているものもあるので、DVDを借りて映像を観ながら、原作にも触れていきたいと思っています。

 白川ファンの皆さん、お薦めの作品をお教え下さい。

原発、基地問題に関し広島交渉行う [2013/01/29 火 PM 06:25]

 本日、日本共産党国会議員団中国ブロック、広島交渉が行われ、中国ブロック国民運動委員会の石村智子責任者をはじめ、中国地方各地から県議や市議が集い、中国電力本社と、中国四国防衛局で交渉を行いました。

 中国電力本社では、①島根原発を稼働しないこと。②島根原発周辺の活断層調査を徹底して実施すること。③上関原発計画を中止すること。④中電としても自然エネルギーの普及と促進に本格的に取り組み、電力の安定供給確保に努めること。を申し入れました。

 

 発言する藤井参院山口選挙区補選予定候補と私

 松岡広報部門マネージャーは、①について「地元の理解を得ながら、島根原発を再稼働していきたい」、②について「宍道断層は約22キロと承知しており、他の断層との連動はないものと認識している」、③について「国のエネルギー政策の動向をみながら、建設をすすめたい」、④について「自然エネルギーは自然環境に左右される弱点はあるので、他の電源とのバランスを見ながら導入を進めたい」と答えました。

 私は、③に関して、A、28日に3回目の回答を行ったということだが、公有水面埋立免許の延長申請の現局面についての認識を示されたい、B、国のエネルギー政策が不透明な中、埋立免許の延長は認められないとする県の見解についての認識を示されたい、の二点を質しました。

 松岡マネージャーは、Aについて「現在申請中であり、内容に言及することはできない」、Bについて「現在、山口県の判断を仰いでいるところである」と答えました。

 山口県から参加した藤井参院補選予定候補らは、「地元上関町では、中電が建設計画を中止して、平穏な地域が戻ることを待っている」「3.11後、県議会やほとんどの市町議会で、上関原発に反対あるいは慎重な対応を求める決議が採択されている状況を重く受け止めるべき」との意見が出されました。

 松岡マネージャーは、福島原発事故について「主には津波による事故であり、地震による影響は少ないのでは」という主旨の回答を行いましたが、石村責任者らは「福島原発事故の原因ついて地震との関係が軽微だとの結論は出ていない」と反論しました。

 中国四国防衛局との交渉では、①米軍海兵隊航空基地へのオスプレイの給油基地化は、オスプレイの全国展開や中国地方でのオスプレイの低空飛行訓練の常態化を招くものです。危険なオスプレイの給油基地化を中止すること。②最新鋭ステルス戦闘機F35を2017年に海兵隊岩国基地に配備する計画を中止すること。③米空母艦載機部隊の移転と、それを前提にした愛宕山開発跡地への米軍住宅建設は中止すること。④米軍機低空飛行訓練を中止すること。一昨年津山市で起きた米軍機低空飛行による土蔵倒壊事件の全面補償を早急に進めること。を申し入れました。

 中国四国防衛局交渉では司会を務めた私(前列端)

 森島報道官は①について「地元住民に対する影響が最小限になるよう安全への配慮を米軍に求めていく」、②について「米側から具体的な説明を受けていない」、③について「地元の理解を得ながら進めていく」と答えました。

 河野業務課長が、④については、「低空飛行訓練は、住民への安全性が最大限に配慮されるよう米軍に求めていく。土蔵倒壊問題は、現在、本省において、対応が検討されている」と答えました。

 山口県から参加した山田岩国市議は「岩国市長は、オスプレイが岩国基地において、6機が月に2週間、滞在すると答えている。環境レビューの説明よりも訓練機会が長くなっている」と指摘しました。

 森島報道官は、「このことについては、中国四国防衛局として本省に確認して中国ブロック事務所に後日回答する」と答えました。

 低空飛行訓練について、市谷鳥取県議は「住民から苦情が出た後に米軍に問合せを行うのではなく、防衛省独自の調査を実施すべき」と質しました。

 河野業務課長は「どのような調査が出来るか検討している」と答えました。

 原発問題や岩国基地問題は焦眉の課題です。

 引き続き、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

ドラマ三昧 [2013/01/28 月 PM 08:16]

 年が明け、各種ドラマに嵌っています。

 毎週、月曜日は、「ビブリア古書堂の事件手帖」

 火曜日は、「いつか陽のあたる場所で」

 金曜日は「夜行観覧車」

 土曜日は「カラマーゾフの兄弟」

 日曜日は「とんび」

 共通する特徴は、原作があることです。

 これまで原作を読了したのは、重松清の「とんび」と湊かなえの「夜行観覧車」です。

 乃南アサの「いつか陽のあたる場所で」はシリーズもので、現在、第二作目「すれ違う背中を」の後半を読んでいます。今月末に、シリーズ第三作「いちばん長い夜」が刊行されるということで楽しみにしています。

 マエ(前科)持ちの女性二人組の物語で、過去を乗り越え力強く生きていく二人に励まされています。とてもいいシリーズで、第三作で完了するとのことでとても寂しい思いです。

 乃南アサさんの作品を読むのは初めてだったのですが、二人を取り巻くゆるやかなで温かい空気がとても気に入ってしまい、他の作品にも挑戦したいと思っています。

 挑戦したい作品は「ニサッタ、ニサッタ」。この作品には続編の「地のはてから」があり、春に向けて挑戦しようと思います。

 三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」は、ほぼ一作目を読み終えました。三作目までが、出版され、来月中に、四作目が刊行されるとのことです。

 明日は、広島に出張ですので、「ビブリア古書堂の事件手帖」の第二作を車中で読もうかと楽しみにしています。

 これだけドラマを観るのも久しぶりです。忙しい時は、録画して楽しんでいます。

 さて、今日は、今からドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」を楽しみたいと思います。

 皆さんの注目のドラマをお教え下さい。

山口県農民連大会であいさつ [2013/01/27 日 PM 04:39]

 本日、山口市内で山口県農民連の定期大会が行われました。

 私は、日本共産党を代表してあいさつを行いました。

 第36回山口県農民連定期大会であいさつする私

 あいさつの趣旨は以下の通りです。

・・・

 第36回山口県農民連定期大会にお招きいただきありがとうございます。大会に参加する度に申し上げていますが、私は、旧楠町吉部の生まれで、数百年続く農家の倅です。父が7年前に亡くなり、幸い母が元気でいますので、現在、3反ですが米作を続けています。私は、3反だけは、耕し続けていこうと思っています。先輩のご指導をお願いしますと同時に、山口県の食を支える皆さんのお仕事に対して、敬意を表したいと思います。

 さて、昨年末の総選挙では皆さんに大変お世話になりました。日本共産党は残念ながら1議席減となりました。しかし、震災の渦中の東北ブロックでは、高橋議員の議席を確保することができました。これらの教訓に学び、参議院選挙勝利に向けて頑張っていきたいと思います。山口県では夏の参議院選挙を前に、参議院の補欠選挙が行われ、日本共産党は、元周南市議の藤井直子さんを候補者として戦うことにいたしました。どうか大きなご支援をお願いいたします。

 さて、総選挙の結果、安倍自公内閣が発足しました。これは、TPP参加の強行など国民の願いをことごとく裏切った民主党への失望の表れであり、自民党の政策が支持された訳ではありません。

 JAグループは、総選挙に当たって「TPP交渉参加反対を明確にした各候補者、政党を支援する」としました。自民党は、選挙公約で、「『聖域なき関税撤廃』を原則とする限り、参加には反対」と公約し、山口県のJAでは、一筆取りながら自民党候補を支持しました。

 しかし、選挙中から河村建夫代議士などは、「聖域なき関税撤廃が参加の条件であれば反対だが、それを突破する交渉力を持つ政権が交渉に参加するのは賛成」とアンケートに答えている有様でした。先日、日本共産党県委員会が行った山本知事への予算要望の中で知事は、交渉事なのだから、「聖域なき関税撤廃」などはあり得ないと述べていましたが、選挙後、高市政調会長は「交渉に参加しながら条件が合わなかったら脱退する選択肢もゼロではない」とか山口県選出の林農水大臣は「TPPは貸し切りバスであり、日本が入らないとバスが出ない」とテレビで発言するなど、自民党はTPP交渉参加に舵を切ろうとしています。首相も農水大臣も山口県出身です。TPP参加断念を山口県から大きく盛り上げていきましょう。

・・・

 日本が、TPP交渉に参加するかどうか大きな山場です。

 この問題での皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

非正規労働者の権利実現全国会議IN山口 [2013/01/26 土 PM 06:06]

 本日、山口市内で、「非正規労働者の権利実現全国会議IN山口」が行われました。

 まず、「自動車メーカー・マツダの派遣切り裁判」についてマツダ事件弁護団の大賀弁護士が報告しました。

  マツダ派遣切り裁判の状況を報告する大賀弁護士

 マツダ派遣切り裁判は、マツダ防府工場に勤務していた派遣労働者・「サポート社員」が派遣切り・雇い止めになったため、マツダと黙示の労働契約の成立(期間の定めのない)を主張して、地位確認と賃金支払いを求めて提訴しているものです。

 原告15名の労働者は、マツダの指揮命令の下、防府工場で、自動車製造業務に従事していました。

 原告の労働者は、派遣労働者として働きながら、途中、サポート社員として有期直接雇用に切り替えられ、再び派遣労働者に切り替えが繰り返されていました。

 マツダは派遣労働者をランク付けしており、実質的に賃金を決定していました。

 大賀弁護士は、「マツダが実質上の使用者だったことは明らか」と語りました。

 マツダ訴訟の判決は、3月13日に山口地方裁判所で下されます。

 全国の非正規労働者の権利擁護のために、大いに注目される判決となります。

 次に、「労働契約法改正と非正規雇用の闘い」と題して萬井龍谷大学名誉教授が講演を行いました。

 労働契約法改正を生かそうと話す萬井名誉教授

 萬井名誉教授は、労働契約法改正によって、4月1日施行で①有期契約更新みなし制②無期契約への転換みなし制③有期、無期の労働条件の不合理な相違の禁止が創設されたことを指摘し、「この法改正を有期労働者・派遣労働者の権利擁護に生かしていく取組を強化する必要がある」と語りました。

 その後、「非正規労働が生み出す貧困及び格差社会」と題してパネルディスカッションが行わました。

 非正規労働の問題を議論したパネルディスカッション

 この中で、労働者自身に有期労働を求めるニーズがあるとの意見に対して、萬井名誉教授は「有期労働をニーズとしている労働者が存在するとは思えない。自分の能力を生かして、辞めたいときに辞める働き方は、無期労働でも可能である。」と話しました。

 また、国際競争力を向上させ、日本経済を復活させるために、労働者の有期化は必要だとの意見に対して、井下弁護士は「格差と貧困をなくすために、働くルールの確立が緊要だ。デフレ経済を脱却していくためにも、労働者の賃金を上げるなど、安定した雇用の確保が重要だ。」と語りました。

 私は、日本の未来のために極めて重大な議論に参加できたことを喜んでいます。

 非正規労働者の権利擁護のために皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

空手の練習に行きました [2013/01/25 金 AM 08:23]

 昨日、久しぶりに空手の練習に行きました。

 二人組になって、片方が全身大のミットを持ち、もう一方がミットに向ってスパーリングをする練習がありました。

 私の相手は、中学生の部で全国級の選手。

 彼の後上段回し蹴りが、私の口の当たりを直撃し、一瞬クラクラときてしまいました。

 やはり、週に1回程度は練習に来るべきだと痛感しました。

 2月3日の宇部市新春のつどいでは、山口中央支部の子どもたちに演武をしてもらうことになっています。

 その中で、私も登場することになりそうなので、益々練習に励まなければなりません。

 2月10日は、山口中央支部主催の空手大会があります。

 リングアナウンサーとして、私の友人が参加してくれることもあり、この日は、私も最初から最後まで参加しようと思います。もちろん選手ではなく手伝いと応援で。

 久々の練習で、体のあちこちが痛んでいますが、気持ちはスッキリです。

 体を動かすことはやはりいいものですね。

キネマの天地 [2013/01/24 木 PM 03:08]

 山田洋次名作映画DVDマガジンVol.2は、「キネマの天地」でした。

 山田監督が1986年にメガホンをとった作品です。

 映画の舞台は、大正末期から昭和初期にかけて17年間存在した「松竹キネマ蒲田撮影所」。

 サイレントからトーキーに移行する日本映画界を活写した名作です。

 主人公は、有森也実さん演じる新人女優の田中小春。モデルは山口県出身の田中絹代。

 田中絹代は、大正14年に蒲田に入り、この撮影所で大女優になりました。

 小春の父は渥美清演じる喜八。喜八が、小春の出生の事実を語るシーンが胸に沁みました。

 笠智衆が老雑役夫で出演したり、当時、日本映画を代表する役者が総出演しています。

 緒方監督という役どころですが、実に小津監督そっくりの岸部一徳さんの演技はお見事でした。

 日本映画勃興期を愛情込めて描いた本作を改めて観ることができて幸せです。

 次回は、1970年の「家族」。大阪万博の頃に製作された作品です。

 私は、幼稚園の年長。家族で万博に行った記憶がなんとなくあります。

 山田監督があの時代をどう描いているのか今から楽しみです。

空母艦載機岩国移転延期で防衛省来県へ [2013/01/23 水 AM 08:01]

 新聞報道によると、山本知事は、昨日行った定例記者会見で、米軍厚木基地から岩国基地への空母艦載機部隊移駐が延期される見通しについて、防衛省の政務官が25日に県庁を訪れると連絡があったことを明らかにしたようです。

 二井前知事は、米軍再編に対し、普天間飛行場の移転の見通しが立たないうちに艦載機の岩国基地への移駐のみを切り離して進めることは容認できないとの見解を示してきました。

 山本知事は、昨日の記者会見で「この見解は堅持する」と述べましたが、その理由を「艦載機移駐を受け止めることが沖縄の負担軽減につながる考え方だから」と述べたと報道されています。

 二井前知事が、「普天間飛行場移転の見通しが立たないうちは」と言った理由は、日米再編はパッケージだからということだったと思います。

 普天間飛行場移転が進行しないのに、空母艦載機の岩国移転だけ先行されると、岩国基地だけに負担が押し付けられる日米再編になってしまいかねないので、二井前知事は、この見解を示したと私は理解しています。

 山本知事は、沖縄の負担軽減を言うより先に、岩国基地への負担強化がこれ以上されないように、空母艦載機部隊の移駐問題やオスプレイ配備問題で県民の声を代弁してしっかり、国にもの申していただきたいと思います。

 普天間の辺野古移転について、沖縄県民の理解は得られていません。山本知事が沖縄の負担軽減を言うなら、沖縄県と連帯して、基地機能が国外に移転するようともに働きけを行うべきだと思います。

 そして、山本知事は、普天間移設問題が解決しないのなら、これまでの日米再編を見直すよう日米

両政府に求めるべきです。

 いずれにしても、2014年までに実施するとしていた日米再編が大きな暗礁に乗り上げていることは確かです。

 そして、山本知事は、住民の安全のために、沖縄も岩国も厚木も基地の負担を軽減する、在日米軍を抜本的にアメリカ本土に移す新たな日米合意を構築するよう日米両政府に求める時期に来ているのではないでしょうか。

 空母艦載機岩国移転独自の問題では、恒常的に離着陸訓練(FCLP)を行う施設が決まっていないこともネックになっていることの一つだと思います。

 鹿児島県馬毛島では、島ぐるみでの反対運動が続いています。

 たとえ当面延期されたとしても、空母艦載機岩国移転そのものに独自の困難があることも忘れてはなりません。

 艦載機部隊岩国移転延期に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

告白 [2013/01/22 火 AM 10:50]

 湊かなえさんの「告白」は発売直後に読んでいました。

 映画化されたことも知っていましたが、映画館では観ていませんでした。

 先日から、ドラマ「夜行観覧車」を観はじめ、湊さんの原作を読みはじめ、改めて、「告白」に再び注目するようになり、先日、中島哲也監督の映画「告白」を観、改めて、小説「告白」を読み返しています。

 教え子に子どもを殺された教師が「告白」する物語。

 子どもの殺害に関わった生徒がイジメに合うなど、小説通りの内容ですが、映像化されると胸に迫る内容の映画でした。

 今日、子どもたちをめぐる状況が注目されています。

 大津市のいじめ自殺問題に続き、今度は、大阪市での体罰自殺問題が発生しました。

 昨日の赤旗日刊紙の3面に、橋下市長が、体罰自殺事件が発生した高校の入試を中止するよう求めている問題の報道がありました。

 その最後に、井上大阪市議の市議会での発言が取り上げられていました。

 「公教育が異常な競争至上主義に駆り立てられていたということを根本的に反省すべきです。競争や管理、統制では暴力はなくならない。生徒に声をかける余裕が先生にあるのか、生徒の内面の真実に接近して生徒が一番分かってほしいことを理解する教育の営みが行われているのか、改めて検証しなければなりません」

 子ども同士のいじめも教師からのいじめも犠牲になるのは子どもです。

 今こそ、こどもの成長を全面に考えた教育の「改革」が必要なのではないかと思います。

 過度な競争があることを日本は、国連の専門機関から度々指摘を受けていますが、教育「改革」は大人にいいような改革に終始しているのではないでしょうか。

 「告白」は映画も原作もセンセーショナルな内容ですが、子どもたちを取り巻く問題の深刻さを抉り出した力作だと思いました。

 大人の英知で、子どもたちを取り巻く困難が少しでも取り除かれるようにと、小説と映画を観ながら考えました。

 湊かなえさんの他の作品を改めて読んでみたくなった今日この頃です。

 湊ファンの皆さん、お薦めの作品をお教え下さい。