環境と福祉の充実を目指して

月別バックナンバー [ 2010年 12月 ]

私の松本清張論 [2010/12/21 火 PM 06:25]

 辻井喬著「私の松本清張論」を読んでいます。

 文学を深く勉強してこなかった私には難解な所は多々ありますが、清張ファンの一人として頷けるところも多々ありました。

 清張が、プロレタリア文学論の影響を受けていたことを知りました。

 清張は戦中、非合法雑誌「戦旗」を読むようになり、それが、特高警察にマークされ、1929年3月、20歳のときに、治安維持法違反の容疑でつかまり、拷問も受けたとのことです。

 1981年に西武百貨店で行われた「宮本百合子展」の実行委員長を務めたのが松本清張でした。

 その時に著者も清張さんと直接話をしたとあります。

 辻井さんは、「一生を通して文学と清張の実生活の感性が離れずに、むしろ深まっていったことは大きな意義があります。清張文学の影響は、読者に世の中の動きを分析できる力を与えること、それが文学の社会的力であることを示しました。その意味では、かつてその役割を果たそうとして、弾圧され、一時的に沈黙を強いられたプロレタリア文学の流れの中に松本清張はあると言える、私は考えています。」と結論づけています。

 私は、辻井さんの視点を拠り所に、今後とも松本清張を読んでいきたいと思います。

 今後も清張作品の映像化は続くと思います。それをきっかけにしながら、彼の作品に触れていきたいと思います。

 それと同時に、「昭和史発掘」「日本の黒い霧」シリーズなど、彼の近現代史のタブーに挑んだ作品も読み進めていきたいと思います。

 清張ファンの皆さん、感想をお聞かせください。

炭ロール [2010/12/20 月 PM 09:11]

 妻の趣味の一つがケーキづくりです。

 週に一度程度は、ケーキを作り、自分と子どもたちとで食べています。(私は、ほんの少しおすそわけをもらいます。)

 最近、凝っているのが炭ロールケーキです。

 生地に竹炭の粉を入れ、真っ黒なロールケーキに仕上がっています。

 味には厳しい子どもたちも美味しいと食べていました。

 私もおすそわけをもらいましたが、美味しく食べました。

 竹炭は、解毒作用があるのではないかと妻が解説していました。

 宇部市は石炭の町として発展した歴史があるので、「宇部の炭ロール」として、地域おこしに活用してはどうでしょうか。

 もはや、市内のケーキ店で商品になっているものがあるのでしたらお教えください。

 レシピや作り方を知りたい方は、ご連絡下さい。

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     炭ロールを輪切りにした断面です。

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    炭ロールを皿に盛り付けた様子です。

 

映画「最後の忠臣蔵」 [2010/12/19 日 PM 06:57]

 今日、念願の映画「最後の忠臣蔵」を観ました。

 日本映画に新たな名作が誕生した感慨を抱きました。

 久しぶりに、涙が止まらない映画でした。

 可音が、修一郎との結婚を決め、嫁ぐ前に、孫左衛門と抱き合うシーンでは涙ぼろぼろでした。

 可音を嫁がせた後、孫左衛門が切腹するシーンは、武士社会の冷厳さを痛感しました。

 滅私奉公そのもの時代であったのですね。その時代に、浅野内匠頭は、上司である吉良上野介を殿中で斬りつけたこと事自体が大変な出来事だったことが良く分かります。

 仇討に参加した者は末代まで罰せられる事が明白な時代に、参加した義士の勇気も並々ならぬものがあります。

 このような義士たちの少し少しの努力が維新を生み、現在の民主主義を生んだのだろうと思います。

 映画として配役は最高でした。内蔵助の隠し子―可音を桜庭ななみが好演していました。愛らしい演技は多くの観客の涙を誘うこと間違いなしです。

 役所広司の孫左衛門は、目の動きで感情を表現していました。役所広司はやはり日本を代表する俳優です。

 片岡仁左衛門の大石内蔵助もぴったりの役だったと思います。

 佐藤浩市の寺坂吉右衛門も役所広司を相手に健闘していました。

 年末年始は、池宮彰一郎の忠臣蔵シリーズを読もうと思います。

 映画館に行けば次の観たい映画が気になります。

 次は、来年2月上映の「ジーン・ワルツ」でしょうか。この映画の原作もばっちり読んでいます。上映が楽しみです。

 涙を流すと心がスカッとしますね。泣ける映画はいいですね。映画はいいですね。

「神様のカルテ2」と46歳。 [2010/12/18 土 AM 09:27]

 1964年12月18日生まれの私は、今日で46歳になりました。

 議員になってから20年。走り通しでしたが、大きな病気もせず、元気に活動できたことは、両親や家族、そして地域の皆さんのお陰だと感謝しています。

 これからも、健康第一で、走り続けていきたいと思います。

 誕生日を前後して、今、夏川草介さんの「神様のカルテ2」を読んでいます。

 映画化も決定した「神様のカルテ」の続編です。

 一止とハルのほのぼのしつつ胸を打つ物語が再びスタートします。

 この本は、ほのぼのと信州の風景が描かれている一方で、赤裸々な医療の現実が、鋭く描かれています。

 「神様のカルテ2」には、大学時代の友人辰也が、東京から、一止が勤務する病院に移ってきます。

 彼の妻は大学の後輩で、同じく医師です。

 妻である千夏は、小児科医。子どもが生まれた職場復帰します。ある日、久しぶりに休みを取り、翌日にある重症患者の家族から、なぜ休んだの罵られます。この事件をきっかけに、千夏は、家族を捨て、医療現場から離れられなくなります。

 辰也は、千夏を通して見た医療現場の矛盾を一止にぶつけます。

 「医師は、患者のために命がけで働くべきだという。この国の医療は狂っているんだ。医者が命を削り、家族を捨てて患者のために働くことを美徳とする世界。(中略)夜に駆け付けなかった医師に対して、なぜ来れなかったのかと大声をあげるんだ。誰もが狂っていて、しかも誰もが自分が正しいと勘違いをしているんだよ。」

 原作者の夏川さんは、自ら地域医療を担う医師の一人です。彼だから書けた現実だと思い、涙が滲みました。

 第一作より、奥行きと激しさが出てきた物語の展開に大満足です。

 一止の大学時代の恋話が新たに判明。

 ならば、一止とハルのなれそめもファンとしては、知りたいところです。(第2作の私が読んでいない後半で知る事ができるのでしょうか。次回作か。)

 古狐先生の医療に対する思いも登場したり、次郎に彼女が出来たり、一人一人の登場人物への愛着が深まります。

 夏川さんには、寅さんのように、「神様のカルテ」をシリーズとして続けていってほしいと思います。

 この小説に、「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬だ」というケネディ大統領のチピーチライター・セオドア・ソレンソンの言葉が出てきます。

 辰也が学生時代に、の言葉を「ケネディは戦争のためにこの演説をふるったが、我々は医業のためにこの言葉を用いよう。百万人を殺す英雄ではなく、一人を救う凡人であろう」ために使ったことを一止が回想します。

 私は、この言葉を県民の命を守る政治を実現していくために使いたいと思いました。

 興味深い小説を読みながら、46歳の誕生日を迎えることが出来たことに感激しています。

 

 

11月県議会閉会 [2010/12/17 金 PM 06:36]

 本日、11県議会の最終本会議が行われ、討論、採択が行われました。

 日本共産党県議団は、54議案の内、42議案に賛成し、12議案に反対しました。

 反対した議案の主な理由を紹介します。

 まず、職員給与費を約33億円カットする関連議案に反対しました。

 次に、二つの県立病院を採算性を追求する独立行政法人化する議案に反対しました。

 次に、リニューアルされた陸上競技場の料金改定などが盛り込まれた議案に反対しました。

 陸上競技場のフィールドを8時30分から17時まで利用した場合、実に3.2倍に料金が引きあがります。

 県民の暮らし向きから安易な料金引き上げは認められません。

 次に、平成21年度水道事業会計決算についてです。

 小瀬川第二期工業用水道事業には未事業化分が残されたままです。建設費の企業債元利償還金の財源がないため、一般会計と電気事業会計に162億円の未償還残高が残されています。

 私も過去の企業会計決算特別委員会でこの問題を何度も指摘してきましたが、未だに全く解決の目途が立っていません。

 この隠れ借金は、県財政が抱える重要問題の一つです。

 採択の結果、全議案委員会の判断通り可決されました。

 請願についてもいくつか問題があります。

 まず、選択的不意不別姓制度の導入に慎重な対応を求める請願が委員会で採択された問題です。

 国連女性差別撤廃条約は、姓の選択について夫と妻に同一の個人的権利を保障すべきだとしています。夫婦別姓導入に反対する流れは、歴史的な流れに逆らうものでと思います。

 次に石油石炭税の税率引上げに反対を求める請願が委員会で採択された問題です。

 化石燃料依存からの転換は待ったなしの課題であり、その流れを促進することが目的である石油石炭税の引き上げは避けて通れないと考えます。

 次に、私学に実質無償化の早期実現、30人以下学級の実現、学校の一方的・機械的な統廃合はしないことを求める請願が不採択となった問題です。

 どの問題も、子どもたちにゆきとどいた教育を提供するためにきわめて重要な問題だと考えます。

 次に、朝鮮学校への高等学校等就学支援制度の慎重な適用を求める請願が委員会で採択された問題です。

 国際人権規約や子どもの権利条例では、子どもの教育は、その国籍に関係なく、その子どもが実際に住んでいる国の政府が責任を持っておこなうこととされています。

 朝鮮学校を「高校無償化」の適用除外とすることには道理がありません。

 採択の結果、委員会の判断通り可決されました。

 議員発議の条例が採択されました。

 「やまぐちの美しい里山・海づくり条例」です。

 7条に、「何人も、水源及び水源に影響があると認められる地域の保護に努めなければならない」とあります。

 この条文は、小野湖の環境保全にも生かせるものだと思います。

 最後に、①子ども手当の全額国費負担を求める意見書②行政書士に行政不服審査法における行政不服申し立て手続きの代理権の付与を求める意見書③環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に関する意見書が全会一致で採択されました。

 よいやく11月議会も終わりました。

 さあ、来年の一斉地方選挙に向けてダッシュです。

 引き続き、皆さんのご意見をお聞かせください。

鵜の島県営住宅の改修・建替えを [2010/12/16 木 PM 01:22]

 先日、後援会行事の中で、「鵜の島県営住宅のベランダの柵の改修と建替えを」との要望を受けました。

 まず、建替え計画について県住宅課担当者に問い合わせを行いました。

 担当者は、「住宅の廃止は考えていない。現在、宇部市で行われている西宇部・東岐波団地の改修・建替え完了後の早い時期に現地での建替えを考えたい。現在、建替えを見通して、新規入居者の募集は行っていない。」と答えました。

 私は、早期の建替えを要望しました。

 本日は、五島地区委員長と一緒に、住宅供給公社宇部支社を訪ね、ベランダ柵の改修を要望しました。

 担当者は、「建替えが計画されている住宅については、美化改修は困難ではあるが、危険を回避するための機能的な改修は行っている。ベランダについてもこの観点から必要な対応は考えたい。」と答えました。

 私たちは、可能な限りのベランダ柵の改修を重ねて要望しました。

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  早期建替えが待たれている鵜の島県営住宅

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 ベランダを改修してほしいという要望が出る

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 ベランダのペンキが剥がれ、劣化が進んでいる柵

  鵜の島県営住宅を含め、県営住宅に関する要望もどしどしお寄せください。

 

西宇部小学校カレンダー贈呈式 [2010/12/15 水 PM 08:56]

 西宇部小学校恒例のカレンダー贈呈式が本日行われました。

 これは、子どもたちとPTAによる手作りカレンダーを地域の独居老人の方々に贈呈するものです。

 4年生以上の子どもたちが絵手紙風の絵を描きます。

 それをPTAの役員が来年のカレンダーが印刷された台紙に貼り、丸めてリボンを付けて完成です。

 カレンダーは、地域の民生委員さんと子どもたちが独居老人の方々にお届けします。

 今日は、子どもたちとPTA役員が、地域を代表して連合自治会さんと校区社協の会長さんに贈呈しました。

 カレンダー贈呈は、15年以上続いている西宇部小学校が誇る取組みです。

 学校が地域に貢献する活動を今後も大切に続けていきたいと思います。

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   この絵などはとても上手に出来ています。 

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   私もPTA会長として贈呈式に参加しました。

総務政策委員会二日目の審議終わる [2010/12/14 火 PM 05:20]

 本日、私は、総務政策委員会に参加し、様々な問題で質疑を行いました。

 その主なものを紹介します。

 第一は、随意契約の問題です。

 下関市では市の業務委託を巡り贈収賄事件が発生しました。

 下関市では、これを契機として随意契約の見直しが行われています。

 山口県では、全業務委託の91%が随意契約になっています。

 私は、業務委託の多い管財課の単独随意契約だった6件の入札を検証しました。

 私の質問で、この契約の中に、山口県庁舎案内管理業務は、昭和60年から、25年間、(財)山口県厳島会が単独随意契約によって契約を取り続けていることが明らかになりました。

 私は、厳島会は、県庁OBで組織されている会でもあり、契約の透明性を高めることは必要ではなかと質しました。

 村田総務部次長は、「契約の結果は適正だと思っている」としながら「他の自治体の状況などにはついては引き続き、把握に努めたい」と答えました。

 次に、学事文書課所管の平成20年度冊子等運送業務について私は質問しました。

 この入札は、34.6%の落札率でしたが、低入札価格調査制度が適用されず、調査が行われませんでした。

 森川課長は「落札業者は、貨物自動車運送事業法の許可を受けた者なので、入札の結果に問題はなかったものと考える」と答えました。

 その上で、今後の入札について森川課長は、「見直しを検討したい」と前向きな答弁を行いました。

 今議会も一般質問、委員会質疑を終えることが出来てほっとしています。

 閉会まで気を抜かず務めきりたいと思います。引き続き、県政に対する皆さんのご意見をお聞かせください。 

総務政策委員会一日目の審議終わる [2010/12/13 月 PM 06:46]

 本日、県議会総務政策委員会の一日目の審議が終わりました。

 私は、本日も様々な問題で質疑を行いました。

 私が一日目に取り上げた主の内容を紹介します。

 財政問題で、私は、今年度に入り、県債が75億円増えていることを指摘し、その分、プライマリーバランスが悪化したことなどを指摘しました。

 また、本会議で知事が、「問題提起型の中期財政見通しを示す」意向を明らかにした点に関して、私は、新年度予算概要発表と同時に示されるものと思うがと質しました。

 池田財政課長は「可能な限り、そのタイミングで示されるよう努力したい」と答えました。

 私は、セミナーパークの指定管理料の問題を取り上げました。

 H18年から22年までの5年間、指定管理されてきたセミナーパークをH23年からH27年まで5年間、指定管理を延長する提案が行われました。

 H18年からの指定管理では、県が示した指定管理料上限は、13億3675万円でしたが、今回示されたのは、12億3935万円でした。

 私は、1億を越える指定管理料が今回減額された理由について質しました。

 藤本政策企画課長は「応募者である人づくり財団が保守点検業務などを効率化し、前回より低額で行えると判断した」などと答えました。

 私は、指定管理料がどんどん下がることが指定管理制度の最大の問題点だと指摘しました。

 更新する度に、指定管理料が下がると官製ワーキングプアを生むことになると指摘しました。

 私は、9月議会で指摘していた、全国知事会がH19年調査し、県が数字を明らかにしていなかった「退職前5年間に土木・建築工事の契約・発注に関係した課長以上の職員について退職後2年以内に、当該土木・建設工事を契約した企業へ再就職した職員」数について再度、質しました。

 守田人事課長は、「H20年度で民間の土木関係の会社に再就職した者が7名いた中で、退職前の契約に関係した職員が当該会社に再就職した者が4名いた。同じく21年度では、17名の再就職者の内、退職前に契約に関係していた職員の再就職が7名だった」と答えました。

 更に、H14年度から県社会福祉事業団では、県庁OBがトップを務める状況が続いていることに関連して、外郭団体以外の県庁OBがトップを務めるケースがどれだけあるのか私は、人事課に調査を依頼しました。

 守田課長は、「2月県議会に示せるよう努める」と答えました。

 基地問題では、アレスチンギア使用状況について国に照会した結果が、小松基地対策室次長から示されました。

 中国四国防衛局は「米軍からは『滑走路の運用についてはお話していない』旨の回答があった。」ことが示されました。

 小松次長は、「市と協議しながら、引き続き、アレスチングギアの使用状況が明らかになるように国への照会を継続したい」と答えました。

 明日も審議が継続されます。引き続いて、質疑を続けたいと思います。皆さんのご意見をお聞かせください。

石川啄木 [2010/12/12 日 PM 05:12]

 図書館から子どもたちが借りてきた「石川啄木」の伝記マンガを読みました。

 旧制中学校を中退し、16歳で上京。肺結核で亡くなったのは26歳。

 わずか10年で、没後100年の今でも多くの読者を魅了し続ける啄木の力に感服しました。

 26歳とは、私が市会議員になった時です。それから20年、色々な勉強をさせていただきました。

 一方、啄木は、わずか26歳の生涯で日本を代表する歌人としての地位を確立した実績は特筆すべきことです。

 しかし、生前の啄木は、病気と貧困の連続であったとこの本にありました。

 この本の中に、啄木が「社会主義」の理論と歴史を学んだことも書かれてあります。

 啄木の人生と歌を学びたいと思いました。

 子どもを通して学ぶことを多い日々です。