環境と福祉の充実を目指して

講演と「シッコ」上映会 [2008/02/23 土 PM 09:46]

 山口県医師会などで構成する「県民の健康と医療を考える会」が主催する県民公開講座に参加しました。アメリカに留学経験のある市原恒さんによる「アメリカ医療事情」と題する講演。読売新聞西部本社編集委員の小川直人さんによる「シッコを笑い飛ばすことができるのか」と題する講演。そして、マイケル・ムーア監督の映画「シッコ」の上映が行われました。入場口で、県庁OBで、現在、医師会事務局に勤務されている方にお会いし、私は、「医師会とはかなり意見が一致してきましたね。」と笑顔でお話ししました。

 「シッコ」は、昨年秋に会った大学の後輩が、べた褒めし、妻も、昨年防府の映画館に観に行った作品で、一度観る機会はないかと思っていた映画です。今日は、本当は、品川正次さんのお話がある日でしたが、怪我のため講演会が延期されたため、「シッコ」を観ることができました。

 川柳では、「おかしみ」「うがち」「かるみ」の三要素を重んじます。マイケル・ムーアの視点は、川柳によく似ていると思いました。アメリカには、国民皆保険がありません。民間保険会社が医療界を支配しています。その中で、入院費用の支払いが出来ず、病院から路上に放り出される患者が映し出されます。また、利益優先の保険会社の中で、医療費の請求を拒否した件数が多い程、ボーナスが高くなる嘱託医の姿も映し出されます。そのリアルな現実を強調するために、「おかしみ」「うがち」「かるみ」の視点で現実を切っていくのがマイケル・ムーアです。

 例えば、9・11の被災地でボランティアとして活動した消防隊員が現在、呼吸器の病気で苦しんでいます。政府の補償も一部の方にしか提供されておらず、多くの消防隊員が苦しんでいます。マイケル・ムーアは、それら患者を9・11を指導したとされるアルカイダのメンバーが匿われているグランタナモ基地に連れていきます。この基地の医療は実に潤沢であり、9・11後の被災地で被害にあった消防隊員の治療をしてくれと頼みに行くのです。

 映画の最後には、マイケル・ムーアが、自らの洗濯物を持ってホワイトハウスに出向きます。「この洗濯物を洗ってほしい。」と頼みに行くのです。フランスでは、乳幼児を抱えた母親をケアするために、食事や洗濯など家事を援助してくいれるサービスが実施されています。このサービスをアメリカでもやれよという皮肉でしょう。

 主催者のあいさつに立たれた医師会等の役員の先生方は口々に、「今、日本で皆保険制度が崩壊しようとしています。」「もしそうなったらどうなるのかが、この映画です。」「いつでも、誰でも、安心して、保険証一枚で、医療が受けられる制度を堅持していきましょう。」と訴えました。私も、この映画を聴視し、医師会の先生方の意見と深く共感しました。

 アメリカでは、医療保険(民間中心ではあるが)に加入していない国民が5000万人以上いると言われています。日本でも皆保険と言われながら、国保がいまその制度が崩壊させられようとしています。国の国庫補助率が下げられる中で、保険料の値上げが続く。その中で、保険料滞納世帯が増える。それら世帯に2000年からの国の指導強化で、「短期保険証」「資格証明書」の発行が義務づけられました。窓口で、全額医療費を自己負担しなければならない「資格証明書」発行世帯は、昨年6月時点で、宇部市に797世帯、県全体で、6229世帯。国全体で、07年度に、34万世帯に及んでいます。

 日本は、1961年か以来「保険証一枚あればどこの病院にもいつでもかかれる」とした皆保険制度が確立していますが、今、その体制が、崩壊の危機に瀕しているのではないでしょうか。

 しかし、私は、県医師会が映画「シッコ」を県民講座として上映されたことに、県民医療を守る明るい展望を見出しました。

繰り返された海自事故 [2008/02/21 木 PM 11:01]

 イージス艦「あたご」とマグロはえ縄漁船「清徳丸」の衝突事件は、自衛隊の「軍事優先」体質を露わにしました。1988年に、潜水艦「なだしお」が釣り船と衝突し、乗客乗員30名が死亡する事故が発生しましたが、その教訓が生かされていないことは明らかです。「なだしお」以後も、自衛隊艦船と一般船舶との衝突・接触事故はくりかえされています。

 その中に、1999年に発生した海上自衛隊沖縄基地所属「もろしま」(440トン)が近くを航行中の石材運搬船(196トン)に衝突する事故があります。石材運搬船は、宇部港から出港した船であり、その後、掃海艇の機関長が業務上過失往来妨害容疑で山口地裁宇部支部に書類送検された事実があります。

 この事故は、宇部沖の周防灘で行われた日米合同掃海訓練中に発生しました。2002年の例では、この掃海訓練には、海上自衛隊から掃海母艦2隻、掃海艦1隻、掃海艇等16隻、P-3C20機、MH-53E4機。米海軍から掃海艦2隻、P-3C1機、水中処分員7名が参加しています。

 記録によるとこのような掃海特別訓練は、昭和30年から実施されているようです。最近の訓練の実施状況は、明日、県担当部局に聞くことにしています。

 私は、2001年2月県議会で、「合同演習が行われている周防灘は、日常的にフェリーが航行し、漁船が航行している海域です。県として、関係機関に日米掃海訓練の中止を求めるとともに、訓練の内容や規模を県民に公開させるべきだと考えますがいかがですか。」と質問しました。

 これに県は、「国は、今回の訓練の実施に当っては、関係漁協との間において、事前に期間や水域について協議・合意を行っており、また、フェリー等船舶の安全確保を図るため、水路情報等による情報提供も行っています。県としては、訓練の実施により、漁船や民間船舶の航行等に支障や危険が生じることはあってはならないと考えているので、従来から渉外知事会を通じて、国に対し、演習・訓練に関する情報の事前提供を求めるとともに、日米合同訓練を含む演習の安全確保については、万全の措置を講じるよう要請している。今後とも、県民生活の安全等を確保する観点から、渉外知事会を通じた要請を行っていきたい。」と答えました。

 しかし、海上自衛隊の艦船は、毎年のように民間船舶との衝突事故を繰り返し、そして、今回の事故も発生させたのです。山口県の船舶が関わった衝突事故の教訓も生かされなかったことが明らかです。

 自衛隊が「法令順守」「安全確認の徹底」をいくら唱えても「軍事優先」の体質を変えない限り再発防止策にはなりえないことは明らかです。

 ならば、当面、船舶が頻繁に航行する近海での訓練を当面自粛するなどの対応が求められているのではないでしょうか。

 県は、私の訓練を中止せよの質問には、「地方自治体として、訓練の是非を論ずる立場にはないものと考えている。」と答えましたが、この回答で県民が納得しないとこは今回の事故を受けて明らかではないでしょうか。

 

我が家は平常に [2008/02/20 水 PM 07:45]

 昨晩、妻が職場の旅行から帰ってきて、今日から、平常に戻りました。私もほっと一息です。

 さて、山口県の新年度予算の概要が、本日発表されました。詳しい分析は、これからですが若干言及します。まず、「改革推進予算」ということですが、それにしては、国体関連費は、前年度比38%増の9億4千万円など、更なる財政再建に向けての精査が求められる予算だと思います。更に、この点で、各地域の交流拠点施設の整備促進という項目を見ると、先述した国体関連施設をはじめ、港湾施設や高規格道路の建設が出立ちます。これらは、産業基盤整備が最優先で、県民の暮らし応援の視点が不十分だと思います。これら事業も財政再建の立場での精査が急務です。

 次に、知事は、「住みよさ日本一の県づくり加速予算」と位置づけました。我が党が求めてきた医師確保対策などが前進した点や私学助成の増額など評価できる点はありますが、医療費適正化計画推進や後期高齢者医療制度への対応など、必ずしも、県民の住みよさを前進させるものではない施策も含まれています。「日本一」というなら、高齢者医療や福祉に対する県独自の施策の推進や子育て支援に対する更なる施策の前進などが必要だったのではないかと思います。

 「緊急課題対応型予算」としては、原油高騰対策や地域医療の確保などを揚げています。原油高騰対策では、漁家に対する独自支援など我が党が求めていた対策が盛り込まれています。しかし、県民の暮らしの困難性とそれに対する全国の対応状況から見ると「福祉灯油」の対策など更なるこの問題での対応の前進が必要だと思います。地域医療の確保では、がん対策や肝炎対策の前進があります。しかし、一方で、療養病床の廃止や公立病院の統廃合など、地域医療の根幹を揺るがす大問題に対する、根本的な対策には、無策と言わざるを得ません。この点も対応が急務です。

 総じて、国の施策によって県民の暮らしが切りじちめられているという「県民の不安の大きさに対して、ダイナミックに応えていく予算になっていないのは甚だ残念です。この点を補うために、今議会も大いに、県民要求を掲げて発言していこうと決意を新たにしています。

 

住民こそ主人公 [2008/02/19 火 AM 08:52]

 京都市長選挙の結果は、私にも驚きでした。日本共産党が推薦した中村候補対自民・公明・民主・社民の「オール与党」が推薦した候補との争いで、「オール与党」候補が勝利しましたが、その差は、951票でした。

 「相乗り批判に大苦戦」(読売新聞)「自・公・民体制 岐路に」「共産手応え大善戦」(京都新聞)。このような報道がされたようです。

 中村候補は、現市政12年間での負担増・福祉と教育の切捨てが358億円にもなることを示し、同和行政の終結、高速道路計画の中止を主張。国保料の一世帯一万円の値下げ、最低賃金を「時給1000円」にする条例の提案を掲げ、市民の共感を呼びました。

 「住民こそが主人公」の立場でたたかえば、住民の共感は広がる。これが、京都市長選挙の教訓ではないでしょうか。それだけ、住民が国や自治体の主人公になっていない実態が広がっている証左でもあります。今年は、知事選があります。候補者選定はこれからのようですが、我が党は、「住民こそ主人公」の立場で堂々とたたかうのみです。

 沖縄では、米兵の逮捕者が相次いでいます。家宅侵入、飲酒運転。そして今朝、海上自衛隊のイージズ艦と漁船が衝突し、漁船の乗組員が行方不明になるという事件が発生したようです。あれもこれも、住民が不在になっている国の方向からくる事件・事故ではないでしょうか。今こそ、住民こそ主人公の国づくり、地域づくりが求められていることを痛感する昨今です。

ランドセルを買いに [2008/02/17 日 PM 06:58]

 今朝から妻が職場の旅行に出ました。行き先は沖縄で、2泊3日。19日の夜に帰ってきます。今日から、朝食・夕食は、私と子どもたちで取ることになります。

 今日の夕食は、キムチ鍋でした。サンきわ後援会の新年会のビンゴで「キムチ鍋の素」が当たっていまして、いつか食べようと思っていましたが、今日ようやく食べることができました。母が作った、白菜と水菜がとても美味しかったです。明日は、久しぶりに広島風お好み焼きを作ろうと思います。明後日は、やはりカレーでしょうか。

 今日は、本当は、今年はじめての釣りに行こうと思っていたのですが、私のかぜが抜けないため、断念しました。三男のランドセルを母が買ってくれることになっていたので、母と一緒に子どもたちとランドセルを買いに行きました。高くもなく安くもない中くらいの物を買いました。上の二人はリサイクル品だったのですが、三男のは、新品です。私たちの頃は、男は黒、女は赤しかなかったのですが、今は様々な色が選べます。三男は、紺色のランドセルを選びました。

 明日は、朝から子どもたちに朝食を食べさ送り出さなければなりません。明日、明後日と、しっかり親としての役割を果たしたいと思います。

宇部湾岸線の新たな問題 [2008/02/16 土 PM 08:02]

 かぜ症状は、悪くもならず、今日もフル回転でした。午前中は、党の会議に参加し、午後は、9条の会うべの会議に参加し、品川正治さんの講演会延期に対する対応を協議しました。

 夕方は、宇部湾岸線沿線の住民の方々から要望をお聞きしました。宇部湾岸線の1階部分の一部で、車の通行が可能になりました。その沿線では様々な問題が発生しています。信号機のない交差点があり、交通安全上の問題が発生。住宅との境の欄干が曲がる事故が発生。1階部分の運行だけでも相当な騒音で、何らかの対応が必要。家にヒビなどが入っている問題で早急な補償の検討が必要。などなどです。

 宇部湾岸道路は、ヒヌマイトトンボの生息で、工事が延期されました。私がお会いした住民の方が、「人間もトンボ位大切にしてほしい」と言われた言葉が印象的でした。来週以降、これら住民の皆さんの声を県に届けたいと思います。

 道路そのものの精査が必要であると同時に、公共工事を進める上で、近隣住民の意向をもっと大切にする対応が求められていることを痛感しました。様々な点で、道路行政には改革が求められています。

 

人並みに [2008/02/15 金 PM 09:45]

 昨日の、息子の仮入学の体育館の冷たさがこたえたのでしょうか。この1ヶ月、岩国の応援やらなにやらでゆっくり休むこともなく走ってきたからでしょうか。鼻づまり、せきなどかぜの初期症状です。

 今日は、夕方から西岐波で議会報告会。そのまま宇部協立病院を回って、受診して、先ほど帰りました。この土日は、少し休息を取ることにしましょうか。熱も少々出てきました。

 それでは、皆さんもご自愛下さい。

今日は、三男の小学校の仮入学 [2008/02/14 木 PM 04:13]

 今、三男の小学校の仮入学に行ってきました。早めに、保育園に迎えに行って、一緒に食事をして、早めに家から通学路を点検しながら歩いて学校に行きました。

 算数セットなどを購入して、子どもたちは、仮のクラスに分かれて学級活動。親は、オリエンテーションがありました。仮入学は、長男も次男も私が連れてきましたので、オリエンテーションは3回目になります。「早寝・早起き・朝ごはんをお願いします」などの基本的生活習慣の徹底をお願いする訴えや、「疑問な点は、まず担任に言ってください」などトラブルへの対応についての訴えが、今日の状況をよく写し出していると思いました。

 新1年生が、5年生と一緒に学級活動を終えて帰ってきました。交通指導です。最後は、親も一緒に交通指導を受けて解散となりました。

 三男は、期待でいつも以上に目がキラキラしています。新1年生の期待に応えることのできる学校になるように、親としてPTA役員の一人としてしっかり務めを果たしていこうと思いました。

岩国のその後 [2008/02/13 水 AM 09:01]

 昨日は、新聞休刊日だったために、今日の新聞は、岩国市のその後の状況を一斉に報道しています。私が注目した第一は、福田市長の空母艦載機部隊に対する基本認識です。新聞には、「米軍再編は東アジアの安定を図るために必要」との認識を示したとあります。選挙結果や住民投票の結果にあるように、米軍再編=空母艦載機部隊移転に反対の声に福田市長はどう答えるのでしょうか。やはりという感はありますが、推進派の代表から市長になった福田氏は、全市民の意思を反映すべきです。その上で、福田市長は、「防音区域の拡大と飛行時間の短縮を国に求める」と報道されていますが、これは、あくまでも受け入れを前提にしているのか、騒音問題で異議がある場合は、どうするのかはっきり市民に示すべきです。総じて、福田氏が、選挙中に市民に公約した「国のいいなりにならない」とはどういうことなのかが早くも問われています。

 次に、国の対応に甚だ疑問を持ちます。寺田防衛政務次官が、新聞社のインタビューで凍結されている補助金について、「福田市長とも協議をして年度内に交付したい」と述べたとされています。

 私たちは、先の政府交渉で、防衛省の職員から補助金カットの理由として、「米軍再編で、空中給油機の練習場所が分散されることになったことなどによる負担軽減が発生したから。」との説明を受けました。

 井原市長から福田市長になったら補助金が交付されるということになると、やはり、国策に従わないから補助金がカットされたことを国自らが証明したことになると思います。やはり国のやり方はズルイことを私は、実感しました。改めてこの国のやり方に「怒り」が湧いてきます。

 それに、今日の新聞1面で各社報道しているのが、「沖縄米兵が少女を暴行」した問題です。去年の10月、岩国基地所属の海兵隊員による女性暴行事件も起きましたが、今日、米兵犯罪は頻発しています。米軍基地あるところに凶悪犯罪ありです。私も娘を持つ一人の父親として、強い憤りを感じます。

 この問題に福田市長はどう発言するのでしょうか。「綱紀粛正を求める」程度では、問題は解決しません。基地縮小・撤去と日米地位協定の抜本的見直しなしには、米兵犯罪が相次ぐ事態を解決することはできません。

 この立場に立って福田市長、そして、二井知事は、「国いいなりにならず」発言すべき時です。

「街の歌が聞こえる」 [2008/02/12 火 PM 05:53]

 昨晩、演劇で宇部を元気にする会の音楽劇「街の歌が聞こえる」を小学生の息子二人と観ました。私は、大学を卒業して宇部市に住みだして20年以上となりました。生まれた楠町も宇部市になりましたので、まさに、宇部市が私の古里です。原作を書かれた陣内大蔵さんは、私より年が一つ下ですから、私は、彼と同時代を生きてきました。宇部の中心街には、3ヶ月に1回程度、買い物に来る位だったのですが、中央大和前やダイエー前あたりは、大変な賑わいだったことを私も覚えています。まさに肩と肩とが触れ合う賑わいでした。

 陣内さんお父さんは、緑橋教会の牧師さん。今は教会は新しくなっていますが、当時は、古いままだったようです。私は残念ながら記憶がありません。陣内さんが中学1年の当時の教会が舞台です。教会にやってくる人々との出会い、結びつきで劇が進行しますが、その暖かさに後半は目頭が熱くなる場面がいくつかありました。

 出演者もほとんどが宇部市の方々。「演劇で宇部市を元気にする」という願いが実った劇となったのではないでしょうか。

 今後も市民の一人としてこのような企画は大歓迎です。今後、私の子どもの中から一人くらいは、演劇に関わるものも出るかもしれません。何せ4人ですから確率は高いのです。

 それはさておき、本当に心温まるひとときをありがとうございました。私に連れられていった感たっぷりの子どもたちも帰りの車の中では、はしゃぎながら感想を交互に言い合っていました。